1,第二節までの結果振り返り
イングランドは、イトジェキャプテン、若き司令塔のフィンスミスの採用で、第二戦のフランス相手に逆転勝利をあげ、調子を取り戻しつつある。
イングランドに負けたフランスは、初戦SOにヌタマックが復帰も不調で、第二戦もジャリベールに替えたが、SHのギャラックを育てるためなのか、デュポンをSOにさげる余裕の采配。イングランドには惜敗したが、まだ本来の強さを見せていない。
スコットランドはディフェンスで粘り、イタリアに後半突き放し大勝するが、アイルランドにも前半粘りのディフェンスを見せるが、後半の爆発力を封じられてしまった。
アイルランドは抜群の安定度をみせており、若き司令塔のプレンダーガオストを温かい目で大切に育てていこうとする趣が感じられる。
イタリアは初戦のスコットランド戦は前半大量得点も後半失速。しかし、ホームのウェールズ戦はさずがに余裕の展開で勝利した。2戦全勝はアイルランドのみ。
最悪なのがウェールズである。初戦のフランスで大敗、イタリアにも連敗し、ついにテストマッチ14連敗。人材難はあきらかで、かつてのスターを呼び戻すしか無いが効果なし。
2,第三節のカードとメンバーなど
ウェールズVSアイルランド
2戦全敗のウェールズは以前から辞意を表明していたガットランドはついにさじをなげ、ついにNZに帰ってしまった。かわりにマットシェラットがHCを務める。
起死回生の作として、WTBにノンキャップの21歳マッドミーを先発させる。第一列もいつもの3人は控えに回し、3番にはベテランだがまだキャップ2のウィグリフジョンが入っている。SOとCTBはガットランドに外されたベテランのアンスコムとレイウェルが戻された。
アイルランドは余裕のメンバー構成だ。3番にはビーハムでなくクラークソンを先発させる。SOは大事に育てようとするブレンダーガイストが3試合連続の先発。8番はドリスでなくコナン。12番にはRヘンショーが戻り、Bアキは控えにまわる。
11月のジャパン遠征の相手が、この両チームのウェールズとアイルランドと発表になった。実はウェールズは7月にも来日するがそのときはブリティッシュアイリッシュライオンズの遠征と同時期でベストメンバーではない。
勝ち負けはともかく、両チームの若手のプレーに注目したい
ウェールズ
1.Nスミス2.Eディー 3.Wジョン 4.Wローランズ 5.Dジェンキンス 6.Jモーガン 7.リシェル 8.Tファレタウ 9.Tウィリアムス 10.Gアンスコム 11.Eミー 12.Bトーマス 13.レイウェル M14.Tロジャース 15.Bマリー
アイルランド
1.Aポーター 2.Dシーハン 3.Tクラークソン 4Jマッカーシー.5.Tバーン 6.Pオマホニー 7.Jファンデンフィアー 8.Jコナン 9.Gギブソンパーク 10.ブレンダーガイスト 11.Jロウ 12.Rヘンショー 13.リングローズ 14.Mハンセン 15Jオズボーン
イングランド スコットランド
イングランドは怪我のGマーチンにかわり、チェサムがはいり、フランス戦の余勢をかってほとんど同じメンバーで迎えうつ
スコットランドもFW1名、BK1名を入れ替えただけでほぼ変わらない布陣となる。
なんと今回が144回目となる世界最古のテストマッチ。昨年はファンデンフィアーのハットトリックでカリーカップはスコットランドが持っている。
スコットランド
1.スチュマン 2.チェリー 3.ファーガソン 4.Jグレイ 5.ギルクリスト 6 Jリッチー 7.Rダージ 8.Jデンプシー 9.Bホワイト 10,Fラッセル 11,ファンデルメルバ 12,Tジョーダン 13,Hジョーンズ 14,Kロウ 15,キングスホルム
1.ゲンジ 2.カーワンディッキー 3.Wスチワート 4.Mイトジェ 5.Oチェサム 6.Tカリー 7.Bアール 8.Tウィリス 9.Aミッチェル 10,Fスミス 11,Oスレイグスローン 12,Hスレイド 13,ローレンス 14,フリーマン 15,Mスミス
イタリア フランス
昨年度は13−13との引き分けにおわったこのカード、今度の対戦の地はローマである。スタディオオリンピコは超満員になるだろう。
イタリアはWTBイオアネにかわって、22歳のゲシを先発させる。キャップは3つ目。昨年デビューし大活躍の23歳メロンチェロなど若いバックスだ。TアランがFBで締める。
フランスはSOが定まらない。ヌタマック、ジャリベールときて今回はTラモスが務める。バレリがFBに入る。前2試合途中出場の若きSHギャラックは今回は控えにもおらず、今回はすべてデュポンに任せるという形だ。WTBにはアティソクベが入った。ロック陣はフラマンが復帰し、ギラードのコンビに入れ替わった。
イタリア
1,フィチェリ 2,ルッチェリ 3,フェラーリ 4,カローネ 5,ルッザ 6,ネグリ 7,ラマロ 8,カローネ 9,ペジレロ 10,ガルビジ 11,ゲシ 12,ペロンチェロ 13,ブレックス 14,カプオッツオ 15,Tアラン
フランス
1.ガロ 2.モウバカ 3.アトニオ 4.フラマン 5.ギラード 6.クロ 7.ブトアン 8.アルドリッド 9.デュポン 10.Tラモス 11.ビアレイ 12.モエハナ 13.バラン 14.アティソクベ 15.バレリ