大学選手権 26日 熊谷

TVの録画観戦です

京産大ー日大

キックの名手廣瀬新監督仕込のPGを確実に決めて逆転勝利となった。
京産大といえばお家芸はスクラムだが、この日のゲームは後半途中まで全くスクラムが無い(合計でも両チーム合計で4回だけ)という異常なゲームであった。しかし、勝負をきめたのは後半勝負どころのそのスクラムであり、そこから冷静な判断でPGを選択したことが最終的に京産大の勝利となった。
関西リーグから接戦を勝ち抜いてきた勝利の方程式がこの日も実った形となった。
風が強く舞っていて、キック、ラインアウトには双方とも手こずっていた。

 

愛すべきキャラクター達
京産大のキャプテン平野君は好感が持てます。柔和な人柄が現れる角野卓造混(近藤春菜?)のような笑顔は悪めまぜん。包容力がありそうです。それでいてスクラムは強いのに冷静なキック選択の判断をします。
同じく14番の船曳君も魅力的です。ウィングとしてトライをするのはもちろん、涼しい顔で死角から追いつき、トライを阻止したり、ボールをもぎ取ったりします。キック大好調の竹下くんとともに、キリッとした醤油顔がとてもクールです。
日大では、途中から入った竹内くんが素敵です。こちらは塚地武雅(?)のような容姿で、やはりそこはかとない憎めない性格がにじみ出ています。さらに、この日大活躍でトライを量産の、水間くん、井上風雅君は容姿もプレースタイルも瓜二つでまるで双子のようです。豆タンクのような力強い走りも全く同じです。(しかしながら日大の人は不祥事で世間を騒がせたトップ人も含めて、みな相撲取りみたいな人が多いと感じてしまうのはわたしだけでしょうか)

1月2日の帝京戦は、接戦となれば、確実なキッカーのいる京産大にも勝ち目がでてくると思われます。そのためにはスクラム戦がどうなるかです。帝京のスクラムは破壊力があることは間違いありません。お家芸であり、田倉コーチ仕込のスクラム京産スクラムですが、この日はスクラムが少なかったので、京産大のスクラムがどの程度強いのかまだ判断つきません。

 

東海ー慶応

キックオフから東海は連続攻撃から完全に崩しきってのトライ。さらに追加でトライを上げるなど、ほとんど前半の前半で勝負を決めてしまったかにおもわれた。風下の慶応はせめてがなく、攻めあぐんで、キックやDGを使わざるを得ない展開でしかない。

しかし、慶応は準備してきた痕跡が伺われた。マイボールスクラムでのダイレクトフッキングや、ダブルラインなどなど。そして、キックの飛び道具とラインアウトの一発サインプレーが見事に決まって2トライをとる。前半は24−12で前半終了。

後半は一転して、風上の慶応がせめて、東海が守る展開。しかし如何せん、今年の慶応は得点能力が低い。トリッキーなプレイ以外での取りきれません。肝心なところでのラインアントのミスも発生してしまい(木曽一コーチ頭痛い?)、結局ノースコアで後半は終了。

慶応ボールのスクラムが非常に多くなる(都合13回?)。これは東海のハンドリングエラーが多いことを示している。

まるでラッセル車

(それにても前半13扮の東海のラインアウトからモールのトライは今まで見たことのないようなモールでした。まるでラッセル車の様でした。先頭で前を向いたFLのナサミラが慶応ディフェンスを次から次に右に左にちぎっては投げて、20m以上を真っ直ぐに高速に安全走行し、後ろに長くつながった列車の最後尾でHOの本橋がセーフティーにボールを抑えたというものです。)

東海は結果的にハンドリングエラーが多くなってしまいました。ゲーム間隔が空きすぎてゲーム感覚がなかったせいでしょうか?得点能力の低い慶応相手だったのでこの程度ですんでいますが、このままでは準決勝の明治戦では苦戦するでしょう。

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