1971年から72年の全米NO1ヒット曲 メラニーの「心の扉を開けよう brand new key」です
なぜこの曲なのかというと、たまたま昼車に乗っていてNHKAMラジオから流れたからです。
私が中学生だった当時、ラジオでよくかかっていました。その時は典型的アメリカ女子のローラースケート万歳の曲くらいにしか思いませんでした。シャンプーのCMに出てきそうな髪で華奢な感じのメラニーのジャケ写真のイメージと、すっとぼけたような歌声もそうさせていたと思います。
しかし、今聞き直してみるとちょっと意味深な曲だということが、初めてわかりました。思春期を迎えたばかりの、早熟な主人公の女の子と、奥手の男の子の話です。
I rode my bicycle past your window last night I roller skated to your door at day light It almost seems like you're avoiding me I'm okay alone, but you got something I need 昨日の夜はあなたの家へ自転車に乗って行ったの 昼にはローラースケートで行ったわ あなたは私を避けているじゃないかしらって思う 私は一人で大丈夫、 でも、私が必要なモノをあなたが持っているだもの Well, I got a brand new pair of roller skates You got a brand new key I think that we should get together and try them out, you see I been looking around a while, you got something for me Oh, I got a brand new pair of roller skates You got a brand new key そうよ、私は新しいローラースケートをゲットして あなたが新しいスケートキーをゲットしたので 私たちは一緒になってそれを試してるべきと思うわ しばらく探しいていたんけど、あなたがそれを持っていたのよ そうよ、私は新しいローラースケートをゲットして あなたが真新しいスケートキーをゲットしてたのよ I ride my bike, I roller skate, don't drive no car Don't go too fast, but I go pretty far For somebody who don't drive I been all round the world Some people say I done all right for a girl 自転車やローラースケートには乗るけど、車の運転はしないわ 早過ぎはダメ、でも、ちょっとばかし遠いの 世界中をドライブしてない人にとってはね 人は言うわ 私、女の子として大丈夫なんだって Oh yeah yeah, oh yeah yeah yeah Oh yeah yeah yeah Oh yeah yeah yeah I asked your mother if you were at home She said, "Yes", but you weren't alone Oh, sometimes I think that you're avoiding me I'm okay alone, but you got something I need あなたのママに聞いたわ あなたが家にいるならって そしたら言われたわ 「いるわよ、でもあなたは寂しくはないでしょ」 時々、私を避けているのじゃないかしらって思うの 私は一人で大丈夫 でも、何か必要なものをあなたが持っているんだもの Well, I got a brand new pair of roller skates You got a brand new key I think that we should get together and try them out, you see La la la la la la la la La la la la la la Oh, I got a brand new pair of roller skates You got a brand new key
ローラースケートを履いて男の子のところへ通う、たわいない可愛い女の子の歌のようですが、意味深でもあります。当日のローラースケートは前輪と後輪があって運動靴の上から履くものでした、裏に鍵穴が付いていて、キーを差し込んで長さを調節し、足の大きさに合わせられるようになっていました。
女の子が手に入れた新しいローラースケート靴が意味しているもの。それはちょっとばかし不思議で複雑な形状をしています。男の子も新しい鍵を手に入れたばかりです。それは鍵のような形状をした硬いとんがったモノです。鍵穴と鍵がうまく合うか試したい思うおませな女の子と、それをためらう奥手の男の子の話でした。
For somebody who don’t drive I been all round the world
の the worldは「男と女の世界=大人の世界」のことなのでしょう
ウクレレで伴奏すると、楽しさ倍増です。3つしかコードはありません
1番
C C
G7 G7
C C
F G7
コーラス
C C
C C
F F
C C
C G7C
PS:確か、この曲を全米1位から引き摺り下ろしたのは、ドンマックリーンの「アメリカンパイ」だったと記憶しています。こちらのほうも隠喩や暗喩のオンパレードで手強そうです。そのうちにこのコーナーで取り上げたいと思います。