フランスワインのお勉強 番外編 フランスワイン名言集(その1)

「ワイン。人はそれを眺め、香りを嗅ぐ。そのあとやっとグラスを置き 薀蓄(うんちく)を傾ける」タレーラン

 

タレーラン:Charles-Maurice de Talleyrand-Périgord,(1754年2月13日ー1838年5月17日)フランス革命時から第一帝政、王政復古、7月革命までフランス外相。「会議は踊る」のウイーン会議で活躍。有名な画家ドラクロアの父ではないかとされる。

そしてそのドラクロアの言葉には

「少し食べ、少し飲み、そして早くから休むことだ。これは世界的な万能薬だ。」ドラクロア

Ferdinand Victor Eugène Delacroix,1798年4月26日ー1863年8月13日 、フランスロマン派を代表する画家。日記も有名。

(そうです外出自粛の今、毎日が休みのような人でも、暴飲暴食はいけません。)

「美味しいパンとご馳走、それにうまいワインがあれば医者いらず」フランスの古いことわざ

 

 

「おいしい食事は会話を弾ませ、良いワインは会話にエスプリを与える」ブリア・サヴァラン

ブリア・サヴァラン;Jean Anthelme Brillat-Savarin  (1755年4月1日ー1826年2月2日) フランス革命前の三部会やその後の国民会議での過激な発言を行う。革命末期にスイスに亡命、スイスからアメリカに渡る。食通として名を成し、晩年の著作が「美味礼賛」。

(コロナでレストランに行けない今、「オンライン飲み会」で、こ洒落た会話でもいかかがでしょう。)

 

 

「一本のワインのボトルの中には、全ての書物にある以上の哲学が存在する。」ルイ・パストゥール

ルイ・パストゥール(Louis Pasteur,1822年12月27日ー1895年12月27日 )細菌学者、コッホと共に近代細菌学の開祖とされる。ワインやビールの腐敗防止の製造方法も開発。

(ビールやワインを楽しめるのもパストゥールのおかげです。彼が現代に生きていたらコロナのワクチンなども早速開発しているかも。)

 

「私は飲みながら考え、考えながら飲む」デカルト

ルネ・デカルト (René Descartes  1596年3月31日ー1650年2月11日)
ワインの産地ロワールの出身。「我考える ゆえに我あり」近代哲学の父と言われる。

(「我考える ゆえに我あり」とはワインの飲みながらのことだったのですね。)

 

「偉大なるワインを作るには、次なる人たちが必要である。狂人がぶどうを育て、賢者がそれを見張り、正気の詩人がワインを造り、愛好家がそれを飲む。」サルバトール・ダリ

サルバトールダリ(Salvador Dal 1904年5月11日ー1989年1月23日)
奇抜な行動でも知られるシュルレアリスムの代表的芸術家。

(ダリの奥さんはガラは、詩人のエリュアール の元奥さんですが、エリュアール はワインの製造はしてはいなかったと思います。)

そのダリたちが行なった遊びの中からのシュルレアリスムの制作の手法が

「甘美な/死骸は/新しい/ワインを/飲むだろう」ダリら

複数の人が前後の言葉を伏せて一つの文書を作り、偶然からくる組みわせを作品とするもの。文章だけでなく絵画や音楽、映画にも応用可能。

 

 

RonPorter / Pixabay

まだまだたくさんありますので次の機会にします。

 

 

 

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