今日夕刻から540km愛車をばして北へ向かい、今晩深夜明日早朝までには釜石に到着予定です。それから少し仮眠をして、シャトルバスでスタジアムに行き、午後のフィジー 戦に臨みます。
今回のフィジー のメンバーを見ると、マオリオールブラックスに快勝した時のメンバーがほとんどで、これはかなりの強敵です。FWでは、特にキャプテンのワンガニンプトトゥ、ナカラワが危険。バックスには。クボタで活躍したオズボーンがウィングでの先発、フランスパリのラシンで活躍のボラボラも曲者です。(フランス戦やマオリ戦で活躍したツイソヴァは怪我なんでしょうか?)
フィジーと 言えば、セブンスに象徴されるようなアクロバティックなランニングラグビー が想像されますが、今年のフィジー は実はコリジョン系でもあります。
その意味では前への圧力は、w杯でのサモア以上のものがありますので、この点は仮想サモアとしても良いのではないでしょうか。(ただし、田村や福岡など特殊能力があり代わりが他にいない選手に、怪我が無いように祈ります)
さらにアイランダーとしての特有の、熱くで冷めやすいチーム特質は、フィジー もサモアとも似たものがあります。茂野田村のハーフ陣のコントロールでいかにフラストレーションをもたせ続け、反則を誘えるゲーム運びができるかどうかも見所の一つです。前半は5点から7点差までで行って欲しいです。逆に今回のフィジー はトライを2本でも続ければ、その後、手に負えなくなる可能性があります。
また、ジェイミージャパンの攻め方として、裏へのキックがあります。これは、トランジション に強く、アンストラクチャー がお得意の、フィジー にはほとんど通じないとは思います。しかし、W杯本番を想定すれば、スコットランドのスチュワートホグ、アイルランドのロブカーニーだと思って、どの程度通用するものかを図るためにも多用してみると良いでしょう。
今回のジャパンは、けが人が多く、控えも含め1列目の経験が浅いところが気になりますが、これも試してみることの一つと思います。フィジー もスクラムは強力ではありますが、アイルランド、スコットランドの方がさらに組織的で強力です。マイボールキープができ、互角であればまず合格点でしょう
また、松島幸太郎のウィング起用についても、オールブラックスのベンスミスがそうであるように、本番までにこの布陣も試してみることは、チームの可能性を広げるものになります。
また今回は先発にリーチキャプテンがいません。これもW杯本番でありうることであります。後半せった場面でリーチ登場となれば、力を発揮できそうです。そのためにも、リーチ投入まではせった展開になっていることが重要です。
ジャパンも勝ち負けもありますが、色々想定してみ試しみることの方が大切です。
我らサポーターとしても、9月25日のウルグアイーフィジー 戦を想定して、駐車場、シャトルバスなどアクセスの想定、フィジー の選手の名前と顔を覚える予行練習、フィジー 国歌の練習など、試してみることは多いと思います。
ところで明日のフィジー 国歌は、スクラムユニゾン が担当するとのことです。彼らの歌うフィジー 国歌を何度か拝聴させててもらいましたが、力がこもりすぎて,何とも違和感があります。アルゼンチンやイタリアの国歌ならいざ知らず、NZの国歌もそうですが、フィジー の国歌こそ、もっとふんわり、力を抜いて優しく歌ってもらいたいところです。明日はどうなることでしょう。
フィジー 先発メンバー
1、Eroni Mawi
E マ ウィ 23 フィジー 4
2、Sam Matavesi
S マタベシ 27 トゥルーザン 5C
3、Manasa Paulo
M サウロ 30 ロンドンアイリッシュ 40C
4、Albert Tuisue
A ツイセ 27 ロンドンアイリッシュ 3C
5、Leone Nakarawa
L ナカラワ 31 ラシン 5
6、Dominiko Waqaniburotu
D ワンガニンプロトゥ キャプテン 33 ブリーブ42C
7、Semi Kunatani
S クナタリ 28ハリクインズ 5C
8、Viliame Mata
V マタ 27 エジンバラ 8C
9、Frank Lomani
F ロマニ 23 フィジー 国内
10、CBen Volavola
B ボラボラ 27 ラシン 28C
11、 Patrick Osbourne
Pオズボーン 32クボタスピアーズ
12、Lepani Botia
L ボティア 30クレルモン 11C
13、Waisea Nayacalevu
W ナヤカレブー 29 スタッドフランセ 16C
14 Folippe Nakoshi
F ナコシ トゥーロン
15、Alivereti Veitokani
A ベイトカニ 26ロンドンアイリッシュ 5C