26日 サンウルブス ハイランダーズ 0−52
27日 ウルフパック ウエスタンフォース 51−38
ハイランダーズとサンウルブス の関係は特別です。
サンウルブス には、田中、パーカーなどハイランダーズ出身の選手が多く、 監督もハイランダーズのプレーヤーコーチのトニーブラウン。さらにハイランダーズの監督のハメットは、サンウルブス の監督でさらにジャパンも率いたことがる。また現JAPANの監督、ジョセフはハイランダーズの監督でした。
要するにサンウルブス とハイランダーズは「兄弟チーム」であります。いや「兄弟チーム」というより「親子チーム」と言った方が当たっているかもしれません。戦い方ももちろん似ています。お互いもよく知っているもの同士です。
親が子供相手に「大人気なかった」というゲームでした。もっとも大人気なかったのがSHアーロンスミスでした。スクラムも圧倒され、そうなるとまだ独り立ちしてまもない息子であるサンウルブス は手も足も出ません。
サンウルブス はJAPAN強化のチームとしての活用の位置付けでもありますので、途中出場で、堀江や田村などJAPANの中心選手が登場しましたが、全くチームにフィットしていませんでした。強化につながったのでしょうか?
サンウルブス 今季初の0封負けです。ヘイデンパーカーの連続試合キック成功の記録も途絶えてしまいました。
27日ウルフパック ウエスタンフォース
この日は無料ともあって13時キックオフのところ朝10時にはすでに長蛇の列でした。
こちらがJAPANの本筋の強化チームであります。田村や堀江は前日のハイランダーズ戦に出場しましたので、このゲームはスタンドオフは松田力也が努めます。オールブラックスがそうであるのと同様にJAPANのチーム編成の課題はスタンドオフの層の薄さです。田村にもしものことがあったらどうするのか、2番手3番手のスタンドオフの準備が課題です。この日集まったコアなファンの多くは、これまであまり見たことのないスタンドオフとしての松田力也だったのではなかったでしょうか
ジョセフから期待されている松田は優等生のプレーでキックも良く決まり、ゴロパンで快速福岡のトライを演出するなど、練習通りのことを確実にこなし、合格点とは言えたと思います。
しかし、ファンが望んでいるのは何をしでかすかわからないXファクターです。それを持っているのは、山沢拓也です。この日もゲームの最後の方で追い上げられた状況で出場し、トップリーグでも見せた得意のドリブルプレーで一気に60mを独走、一人でトライを取り流れを変えて見せました。これで流れをまた引き戻せました。(しかし、彼がこのようなプレーするのはまだ国際的には知られていないので、隠し球にしておくべきだったと思います)。山沢のドリブルについてはこちらを参照ください
もう一つの課題である、ディフェンスですが、こちらはまだまだ課題があります。連携ミスでぽっかり穴空き簡単にトライを取られすぎです。特に選手交代の直後の連携ミスは毎度のことで、全く修正できていません。この日のトライ数は6本−6本と同じでした。
キャプテンのリーチがまだ療養中とのことで、早期復帰を望みます。
ウルフパック はこの後、南半球へ遠征します。