クルセイダーズ チーフス 57−28
クルセイダーズが開幕からめちゃちゃすごい。1チームだけ別格、ラグビーでなく別のスポーツを見ているよう戦いをしています。アタック、パスのスピード、ボールへの仕掛け、戻り、上がり、全てのスピードが他と明らかに違います。この後6ネイションズのレイドローのいないスコットランドを見ましたが、体感で半分くらいの速さに見えます。(レイドローが入ってすごく速くなってのまだ8分程度か)
サンウルブス は今年のレギュレーション上このクルセイダーズとの試合がありません。これは非常にありがたい。サンウルブスとジャガーズ だけが確実な1敗を免れらていハンデをもらっていることになります。しかしこの最先端の生のクルセイダーズを日本で観れる機会がないのも残念。
機会が無いと言いましたが違います。理論的にクルセイダーズよりサンウルブス が上位でプレーオフに進出すれば、クルセイダーズの来日が実現する可能性があります。
でもその時のクルセイダーズが今の状態であるとは限りません。今のクルセイダーズは目に焼き付けておくしかありません。NZまで出かけて行ってみてくるだけの一生モノの価値があると思います。
クライストチャーチの震災からも8年、スタジアムは11年のW杯に使用できずに仮のままでキャパも小さいです。でもサポーターはいつもいっぱい。それも強い要因でしょう。
ここで一句
強いのは 観客いっぱい 来るせいだ(クルセイダー)
(お粗末様でした)
ただ一つモウンガのキックの精度だけは難があったのですが、このゲームは好調でした。
チーフスはまさかの開幕から4連敗となりました
ブルース サンウルブス 28−20
ノースハーバーでのゲーム。大都会のイーデンパークでは箱が大きすぎて、サポーターはいるにはいるのでしょうが、まばらで寂しくなってしまいます。ノースハーバーは、都会からちょっと離れてキャパも手頃で、さらに地元出身者が多く、地元意識も高いので、熱狂的サポーターで埋まります。イーデンパークでは日本のプロ野球でロッテが東京ドームをホームにしてしまう感覚です、やっぱりマリンスタジアムでないと盛り上がりません。フランスTOP14でもスタッドフランセがサン・ドニではなくで16区にあるスタッドジャンプーアンでプレーすると盛り上がるのと同じです。
このほうが選手は実力を発揮できます。ブルースは是非ノースハーバーに本拠地を移すべきと思います。
サンウルブス はけが人が多く苦心のメンバー選定。ディフェンスに難のあるウィングを15番の先発で使うなんて、最初から失点を覚悟しているとしか考えられません。
やっと先発できた松田の10番はSHのブースの積極性に導かれてまあ合格点でしょうが、個人的にはやはり無難すぎてワクワク感はもうしこしといったところです
ディフェンスでは松田はチーム事情からでしょうか大外を任されて損な役回りもさせられています。
この日の敗戦はスクラムと反則にあります。スクラムはちょっと劣勢だっただけだけど、このちょっと劣勢というのがチーム全体のモーメンタムに非常に影響します。もう一つが不用意な反則、別にそこまでチャレンジしなくても良い場面、時間帯でやってしまうとゲームが壊れてしまします。
ワラタス レッズ 28−17
レッズは調子が出ません。キャリー、メーター、突破、オフロードなどすべてのスタッツでワラタスをリードしていながら勝負どころで決め切れません。対するワラタスは191回もタックルしています。
行われたのは、いつものアリアンツではなく、1848年開設のシドニーの伝統あるクリケットの競技場。観客席もクラシックで趣があります。でも、熱戦でせっかくの芝生がボロボロになってしまって問題になってます。
来週は秩父宮でサンウルブズ戦です。サンウルブス にとっては調子の出ないレッズ相手には勝利のチャンスです。
ライオンズ ジャガーズ 47−39
ライオンズのホームは6万人収容のヨハネスブルグ、エリスパークです。2万人近くは入っているとは思うのですが、スタンドの観客はまばらに見えます。
ライオンズは強いのですが、前半で勝負がついてしまっては後半まで、TV観戦でも集中力が持ちません。やっている方もさずがにそうかもしれません。