シャローディフェンス Shallow Defense 名詞 (戦)
シャローとは浅いという意味である。
ディフェンスラインに並んだプレーヤー全員が一斉に素早く前に出て、相手との間合いを詰めるディフェンス手法。素早く前に出ることで、間合いを詰めることになるが、実際にはスペースを与えないのではなく、考える余裕、行動する余裕を奪うディフェンス手法。1970年代初頭のジャパンのディフェンスがコレだった。現在のジャパンも基本的にこのディフェンス手法を採用している。余裕のなくなった攻撃側は判断や ハンドリングやキックのミスをしやすく、こぼれ球を拾って アンストラクチャーな局面から攻撃が可能となる。
このディフェンスは全員一斉出ないと成り立たない。一人でも出遅れたり、逆に飛び出してしまうと、ギャップを作ることになり、返って相手に突破を許してしまう。また1対1で止めきれないと大きな ゲインを許してしまう結果にも繋がる。これを防ぐには一斉に前に出ることはもちろんであるが、2次ディフェンスを確実に行うことであり、FWの走力も必要になる。素早くディフェンスが上がることで、2次ディフェンスが間に合いやすくなる。
またこのディフェンスの弱点は背後へのキックであり、 バック3のキック処理の連携、戻りの速さ、 フィールディングの良さも必要である。
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