ワンフォーオール、オールフォアワン

ワンフォーオール、オールフォアワン One for all, All for one   その他 (文)

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と訳され、日本ではラグビーのチームワークや自己犠牲の精神を表すものとして、広く語り継がれてきた。ラグビー関連では最も一般的に知られている言葉の一つ。

驚くことにこの言葉がラグビーで使われるのは日本だけである。

神戸製鋼で活躍した元ワラビーズのイアンウイリアムは、「日本に来て、みんなが揃って口にするこのおかしなキャッチフレーズには、違和感を覚えた」とまで書いている。

出典はフランスのデュマの「三銃士」に出てくる言葉である。

実は、デュマの三銃士の原典では、All for one  One for all であり、日本で一般的に使われているのとは順番が逆である。また三銃士の話は、ダルタニアンが三銃士(アトス、ポルトス、アラミス)と協力して活躍する話なので、ALLとはたったの四人である。ラグビーはその4倍ほどの十五人である。

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