チャンピオンシップを終えて
オールブラックスの隠された断層を刺激しそれを圧倒的フィジカルパワーで動かして見せた。そしてそれは地表の地滑り並びに液状化現象を起こさせることに1度は成功したが、2度はその直前で踏み止まらされた。献身的に体を当て、起き上がってはタックルする初めての黒人キャプテン、コリシの存在は、チーム全体のカラーにまで影響を与えている。今の所南アは対オールブラックス対抗馬の一番手に名乗りをあげたことになる。
スプリングボックス 11月遠征予定
3日 イングランド (ロンドン)
10日 フランス(パリ)
17日 スコットランド(エジンバラ)
14日 ウェールズ(カーディフ)
3日のイングランド戦はイングランドとすればNZの動きを抑えつけたパワーを体感する機会となる。イングランドは次戦のオールブラックス戦の良いレッスンになるだろう。
南アのフィジカルなマっ正直なパワープレーがやはり炸裂すると思われる、
南アはW杯ではB組でいきなりオールブラックスとの一線で開幕する。ということは勝っても負けてもトーナメントの決勝戦までオールブラックスとは当たらないということが確約されていることである。相手がイングランドだろうが、スコットランドだろうが、アイルランドだろうが再戦まで欧州勢にまけるわけがいかない。
実は南アフリカの強さを左右する問題に、国内事情がある。実はメンバーの半分を黒人にせよという政府筋からの要請があるのだ。「逆差別」の様にも思えるが、これが現実である。最高のチーム編成にヒビが入る様では、自ら不安の火種を抱えながらの船出になる。
今現在では、ムタワリナよりもキッゾフ、ヤンチーずよりもポラードの方が、相手はいやだろう