イングランド イタリア
ホームのトィッケナムでで38年ぶりにスコットランドに破れてしまったイングランドがローマに遠征して立て直しの一戦になります。
フォードがSOに先発して、ファレルが12番に下がりました。スコットランドに押されてしまったスクラムも1番にヴィニポラ、3番シンクラーが戻って修正されています。6番にはコートニーロウズも先発です。
キックオフからイングランドに反則が多く、前節の繰り返しかと不安になりました。しかしアンソニーワトソン、ジョニーメイのトライで前半をリードして折り返すと後は余裕の試合運びになります。ジョニーメイのトライはウィングとしての身のこなしやトライの取り方として素晴らしいものでした。山田章仁やペナナラのトライを思いおこさせます。
結果 41−18
スコットランド ウェールズ
イングランドを破ったスコットランドと、アイルランドを破ったウェールズという勢いがついた両チームの戦いで熱戦の期待が持てます。
ただし、スコットランドはJリッチー、レッドパス、マイトランドが怪我で離脱しました。でもキーマンであるラッセル、ホグは健在です。
ウェールズもGノースが離脱ですが、リーアムウィリアムスが11番に戻ってきました。
スコットランドはホームの利点もあり、有利にゲームを進めますが、レッドカードを出してから旗色悪くなりました、シーソーゲームの末にウェールズが再逆転で勝利を物にしました。なんだかんだ言ってウェールズ が2連勝です。
結果 24−25
アイルランド フランス
アイルランドは残念ながら、前節終盤、脳震盪でピッチから下がったセクストンが復帰できません。コンビを組んでいたマレーも練習でハムストリングを痛めベンチ外です。ハーフはギブソン、バーンズのコンビとなりました。これは不安がよぎります。
フランスは今回もキレキレノリノリのデュポンと、怪我のヌタマックの穴を完璧に埋めているジャリベルのコンビです。フランス有利は否めません。
フランスはラインアウトが取れません。アイルランドはハイパントやタッチキックを多用してテリトリーを確保します。新しいSOだけでなく、ジェームスロウの左足も有効です。
フランスの最初のトライは、十四人の時でした。初めてラインライトがうまく取れ、右展開からキャプテンオリボンのトライが生まれました。
対するアイルランドも、ジェームスロウが左隅にトライかと思いましたが、足が出ていました。それにしてもアイルランドの中でジェームスロウの存在は大きくなっています。攻守によくボールに絡みますし、積極的です。以前チーフスの頃はいたづら好きの悪ガキといった感じだったのが、今は完全に落ち着いて、大人に見えます。凄みさえ感じられます。アイルランドに渡って大正解です。
結果 13−15
またこのゲームでピアーズさんのレフリングは素晴らしいものでした。フランス側には簡単なフランス語をうまく使ってコミュニケーションを図るなど、的確な言葉がけがわかりやすかったです。
フランスはアウェイでも強いです。次は好調なスコットランド をホームに迎え入れす。その後は、イングランド、アイルランドに乗りこみます。今この両チームは調子が悪いですが、この頃になると戻っってきているはずです。