かなり無謀ですが、1年前になった時点(2018年10月6日)で、私の独断と偏見で、日本の所属するプールAの展開の予測をやってしまいたいと思います。
現在の各国実力見積もりと大方の予測
プールAは、アイルランド、スコットランド、日本、サモア、ロシアです
アイルランドが頭一つ抜け、スコットランドとジャパンが2位の座を争う、そこにサモアが絡むかどうかです。10月13日の最終戦で日本とスコットランドが最後の座を争うと言う、大方の味方には変わりはありません。
現在の各国の力関係を見て観ましょう
アイルランド A++ 北半球1位 オールプラッスを倒す可能性も
スコットランド A しぶとく勝ちを拾う実力者
日本 A‾ 実力は確実に上がっているが、不安要素も多数あり
サモアB+ フィジカルはオールブラックスより上だがムラもあり
ロシアC 未知数はあるが、ルーマニアよりは戦いやすい
あまり番狂わせが起こらないのがラグビーです。
そのまま順当に行って最終戦で日本とスコットランドが2つ目の座を争うというシナリオになるでしょう。問題はこのゲームを迎える前にどれだけの勝ち点差で最終戦を迎えるかが問題です。なぜなら勝ち抜けは勝ち点で決まるからです
W杯のプール戦、勝ち点制とは
ここで予選プールの勝ち点制をおさらいおきましょう
1、勝利が4点 負けは0点 2、引き分けは両チームに2点 3、7点差以下の負けでもはBP1点 3、勝っても負けても4トライ以上でBP1点
つまり負けても最大勝ち点2をもらえる可能性があります。
4戦終わった時点での勝ち点で争いますが、同じポイントで並んだ場合
1、得失点差 2、トライ差数(得トライ数-失トライ数) 3、得点数 4、トライ数 5、抽選 (前回まではランクが上のチームでしたが、今回から抽選と変更になっています)
勝ち点制のあや 3勝しても敗退の可能性もあり
スコットランド緒戦がアイルランド戦 サモア戦、ロシア戦でロシア戦のあと中三日で日本戦を迎えます。(前回大会は日本が南ア戦の後中3日でスコットランド戦でした)
一方日本は、開幕 ロシア戦、アイルランド戦、サモア戦の後となります
果たしてこの時、両チームの獲得勝ち点はどの程度でしょう、ここでは数字的な可能性だけを見てみます。
スコットランドは、アイルランドには負けてもサモア、ロシアには順調に勝つとして
最大で2+5+5=12 (ボーナスポイントは2+1+1)
日本も同様です。最大12Pの可能性あります
しかし、同じように2勝1敗でもボーナスポイントを取れなければ
最低で0+4+4=8ポイント(ボーナスポイント0+0+0)
最大差は4ポイントとなります
最大4ポイントビハインドでスコットランド戦を迎えた場合
自らボーナスポイントを取れなくてもスコットランドにポイントを与えずに勝ちさえすれば、
日本8+4=12
スコットランド12+0=12
となり、ポイントは同じとなり、ポイントが同じ場合の決定方法1が採用され、直接対決で勝った日本の2位抜けが確定します。
ただし勝っても4トライとれずにスコットランドに7点差以内だったり4トライ以上取られたり、もしくはその両方をやられてしまうと
日本8+4=12
スコットランド12+1=13 もしくは12+2=14
日本は2大会連続で3勝しても敗退ということになります。
つまりそれまでの3試合でどれだけの勝ち点を挙げられるか重要です。
重要になるゲームの見通しと見所は
次にプール戦、各試合の中で重要になるゲームの見通しです’
9月20日 開幕戦 日本ーロシア 東京
日本がトライを4本以上とって勝ち点5を取得できるかが焦点
セットプレーが安定さえすれば、福岡、山田だけで3トライ以上は可能
勝ち点5は目の前です。是非とも勢いに乗りたい
9月21日 アイルランドースコットランド 横浜
事実上の1位決定戦です、ただしアイルランドもスコットランドもピークを後半および決勝トーナメントへ充てているはすです。でも初戦で負けられないゲームであることからキックが多くなり、僅差の勝負になると思われます。
したがって、アイルランドが勝ったにしてもボーナスなし、スコットランドは負けてもボーナス取得になる可能性大
もしもスコットランドが勝った場合(40%くらいでその可能性はあると見る)は全く別なシナリオです。この場合は別の機会にシナリオを予測したいと考えます、
9月28日 日本ーアイルランド 静岡
すでに、スコットランドーアイルランド戦の結果が出ているため、日本とスコットランドの力の差がどのくらいかが判る重要な試合になります。特にスクラムなどセットプレーが通用するのかがはっきりわかります。日本は4トライ取るのは難しいかもしれません。日本はぜひ僅差に持ち込んで最後まで食い下がり勝ち点1は狙いたい。田村選手のキックの出来にもかかっています。
(日本の勝つ確率は30%以上はあると思います)
9月29日 スコットランドーサモア 神戸
サモアはフィジカル爆発でくるはずです。2015大会の対戦のような僅差の勝負になります。ただし、サモアに反則やシンビンが出てしまうと最後は大差になるかもしれません。いずれにせよスコットランドが4トライ以上とる可能性は高いです。一方、スコットランドにこの試合でけが人が出ないかも心配です。
10月3日 アイルランドーロシア 神戸
このゲーム、アイルランドは3戦目、ここでアイルランドが勝ち点を取ると、アイルランドの決勝トーナメント出場が決まってしまいます。
また、ロシアも3戦目で敗退も決定してしまいます。
10月5日 日本ーサモア 豊田
このゲームが日本は最大の山になります。前回2015年大会でも3戦目がサモア戦、あの試合が一番タフでした。その試合日本はボーナスポイントを狙う余裕がなく勝ちを確定させることで精一杯でした。今回もその通りにならざるをえません。とにかく何としても勝ちましょう。さらにこのゲームで勝てればプール3位以内が確定し2023年フランス大会の出場権も取得できます。もっとも重要なゲームになります。
10月9日 スコットランドーロシア 静岡
スコットランドにとって、このゲームは前のサモア戦から9日間がありますが、主力には何人かけが人も出ているはずです。また、スコットランドはこのゲームの後中三日で日本戦を迎えることになります。このゲームではまず主力を温存させてくるでしょう。ただし、試合勘が鈍るので最後には交代出場して調整してくると思われます。ロシアもすでに敗退が決まっていたにしても意地があります。この試合に賭けてくるはずです。意外に最後までは接戦になるかもしれないです。
10月13日 日本ースコットランド 横浜
いよいよ最終決戦の時です 問題はその時点での両チームの勝ち点が問題です
また課題となるのはこの時点で主力に怪我がないかどうかです。もうひとつが天候の問題です。
勝ち点の問題
日本とスコットランドの勝ち点が2点以内→日本は勝てば良いだけです。
スコットランドが7点差以内で4トライあげても同ポイントで勝てば日本が抜けられます
日本とスコットランドの勝ち点の差が3点→4トライした時点で可能性が広がります
日本とスコットランドの勝点の差が4点→ボーナスポイントも考慮した難しい試合運びが要求されます。
もしも勝ち点が同じだった場合→今度は引き分けの可能性を考えなければなりません。このゲームですが、私は引き分けの可能性も非常に高いのではないかと予測します。
この場合得失点差が課題です。(2が採用になり得失点差で決まります)
両チームともサモア戦、ロシア戦でどれだけ得点を重ねておけるかが重要になります。特に差が出るのはサモア戦で9月29日のスコットランドーサモア戦でサモアが切れて大量失点してしまわないことを祈るばかりです。
それまでの得失点差でスコットランドが少しでも上回っていれば、日本リードで後半までもつれ込んでも、スコットランドはしぶとくPGで引き分け狙いでくると思います。DGも狙ってくるかもです
ズバリ勝敗予測
スコットランド 勝利可能性個人予測 40%
日本 勝利可能性個人的予測 35%
引き分けの可能性個人的予測 25%
スコットランドは万全ではありません。僅差です。また引き分けの可能性も高いと予測します。ただしこれは下記の要件で5%から10%は可能性は前後します
天候の問題
この時期雨が多いです。雨だとボールが滑りハンドリングエラーが多くなります。そうなるとスクラムが多くなりセットプレーの勝負になります。そこで反則では即3点となります。ロースコアの戦いで、また両チームバックスでのトライは少なくなるでしょう。日本の勝利でもボーナスポイント取得は難しくなります。
けが人の問題
ここまで3試合を終えると、両チームとも怪我などでベストな状態ではありません。特に脳震盪の場合は出場できなくなります。トレーナーの腕の見せ所でもあり、選手層の厚さ薄さが勝負に影響して来ます。現在のジャパンはSOの層が薄いのが気になあります(山沢選手待望)
まとめ
1、最終戦が2位争いの決戦となるだろう
2、勝ち点制はあやもある
3、両チームともそれまでの勝ち点が鍵
4、日本ースコットランド戦 引き分けもあり得る
大胆無謀にも1年前に予測をしてしまいました
是非とも来年の10月13日の横浜で歓喜に浸りたいと思います
これから11月のテストマッチ、6ネーション、来年6月のテストマッチなどで、実力がわかってくると思います。またメンバー編成なども固まってくるでしょう。それぞれ終わった時点で今後この予測を修正して行きたいと思います。