「リーーーーち」コールについて

連続2週に渡りトップリーグの開催が見送られています。
毎週のように満員のファンが集まっていたのに水をさす結果になっています。
応援の仕方も板についてきましたのに残念。

様々な新しい応援がなされています。リーチ選手がボールを持つと決まって途端に「リーーーーち」とコールがかかります。ただしタイミングよく「リーーーち」と声をかけるのは難しいものです。

このリーチコール、応援の元ネタがあるのをご存知でしょうか?実は南アフリカ代表のテンダイムタワリナ選手の応援の仕方のパクリなのです。テンダイムタワリナ選手はその容姿と力図良さからビーストと言う愛称で呼ばれており、ムタワリナ選手がボールを持つたびに「ビーーーーーースト」と声をかけて応援されていました。

これを基にして「リーーーーち」コールになったわけですが、ここで問題があります。
ムタワリナ選手は、プロップというポジションなのでゲーム中にボールを持つ回数が非常に少なく、ゲーム中でもよくて4−5回の「ビースト」の声ですみます。また、ムタワリナ選手はボールを持ったら力任せのお約束の体当たりしかないので、ファンも期待を込めて安心して「ビーーーーーースト」叫ぶことができたのです。しかもムタワリナ選手は決まって相手を2、3人吹っ飛ばして前進します。「ビーーーーースト」コールはファンには快感でしかありませんでした。

これに対し、リーチマイケル選手のポジションはナンバー8です。ボールに絡む回数は非常に多い。もちろん相手に体当たりすれば、ムタワリナ選手同様一人二人では止められません。しかし、ステップを切ってキャップをついてラインブレークもします。ボールを持ってもすぐにパスをしたり、オフロードのパスをくり出したり、パスを受けると見せかけてのデコイ(囮)に入ったりします。タイミングよくかっこよく「リーーーーち」とコールをしたと思ったらボールを受けなかったり、すぐパスを放ってしまったりするので、せっかく大声で叫んでも、外してしまうのです。この現象をここでは「空リーチ」と言うことにしましょう。「空リーチ」をしなくて済むにはどうしたら良いでしょうか。一つはリーチ選手にだけ集中して観ることだと思います。でもボールに絡む回数が多いので、これは非常に疲れます。もう一つの方法はちょっとだけタイミングを外して後から追っかけて叫ぶことです。これでも十分間に合います。でもみんなよりも早くタイミングよくリーチコールしたいと言うのがファンの心理です。

こうなったら「空リーチ」覚悟でみんなで思いっきり叫びましょう。相手チームにとっては「リーチ選手が体当たりするのでは」と一瞬身構えるので「空リーチ」も立派な戦力の一つになります。ラインアウトやキックオフのキャッチの際も「空リーチ」であっても良いので叫べば相手チームは必ず混乱します。

「空リーチコール作戦」で東芝は上位へ進出できるかもしれません。

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