太陽の狼たちのゆくえ

太陽の狼たちのゆくえ

 

いったい何を叫ぶのか

置き去りにされた狼たちよ

その遠吠えさえも 今は遥かな遠くの地

祭典の日は近く、その賑わいに心うかれても

耳を澄ませば 確かにそこに聞こえたはず

もしも耳を澄ますことさえ叶うなら

 

いったい何処へ戻るのか

置き去りにされた狼たちよ

その足跡は 確かに真っ直ぐであった

祭典の日は近く、その期待に胸膨らんでも

振り返れば しっかりそこに見えるはず

もしも振り返ることさえ叶うなら

 

いったい何処へ向かうのか

置き去りにされた狼たちよ

その行き先は 確かにまだ定かでない

祭典の日は近く、眩い光に目が眩んでも

目を見張れば 必ず道は見えるはず

もしも目を見張ることさえ叶うなら

 

聖地での幾万の目撃者達よ

耳を澄ませ、目を見張れ

そして傷ついた狼たちの

確かな戦いの理由(いみ)を求めよ

再びまた、太陽の光を求めよ

 

祭典の日は近く、眩い光に目が眩んでも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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