やはりです
だいぶ前の私の記事で予測(期待)した通り、NZはついにヘイデンパーカーに白羽の矢を立てました。
オールブラックスのスタンドオフは、これまでも手薄だったのに、マッケンジーの怪我でさら手薄になっていました。
これまでも優勝できなかった2007年大会に続き、自国開催の2011年大会でもダンカーター、コリンスレイドとスタンドオフが相次いで怪我、最後は休暇中のスティーブンドナルドを呼び出して、彼が決勝ゴールを決めて優勝する(急遽用意したジャージが小さすぎてお腹が出てしまうエピソードも)など、ありました。
もとより心配性のニュージーランド人の気質です、ソポアンガ、モウンガも不調なので、マッケンジーの怪我で、ボーデンバレットしかいない状況はたまらなく異常事態でした。
全てが完璧に見えるオールブラックスですが、怪我は弱点です。またキックの精度だけは他を圧倒していません。
ヘイデンパーカーの加入で、完璧なキックの精度を手に入れることになります。
ただし、現在のNZの規定では「海外のチームでプレーしているプレーヤーはその時点でオールブラックスになる資格がない」ということになってはいます。ヘイデンパーカーは、ハイランダーズでもプレーしましたが、長くはパナソニックでプレーし、前期は神戸製鋼でプレーしました。現時点ではヘイデンパーカーにはオールブラックスの資格がありません。裏の手はあるのでしょうか?
ただ、神戸でプレーしているダンカーターを再びスタンドオフに呼び戻すという案も本気で議論されているようですので、きっと何か手はあるのでしょう。
我がサンウルブス のヘイデンパーカー、日本で成長し頭角を現したヘイデンパーカー、彼がオールブラックスになるのか注目です。
ヘイデンパーカーには日本代表になる資格はまだ残っていますが、今回のW杯には間に合いません(のはず)。また一度代表になると他の国の代表にはなれませんので、今回のW杯の出場は見送られても、彼がその後どちらの代表の道を選ぶかも注目です。
7月2日追記
オールブラックスのスコッドにはヘイデンパーカーは見送られました。モウンガ、バレットに続く第三のSOには、Jイオアネが選ばれました。