アイルランド短期集中講座 アイリッシュ音楽 ミュージシャン編 5選

アイルランドのミュージシャンに関しては非常に人材豊富で選び難い。ここでは誰もがどこかで耳にしたものを出来るだけ選び、もう一度じっくり聞いてみてはどうかと紹介します。まだ聴いたことない人にとっては入門編になります。

1、チーフタンス

言わずと知れたアイリッシュの大御所のグループです。60年代前半から活動をしており、すでに結成から半世紀を過ぎています。主要メンバーは変わりましたが、今でも伝統的な音楽を伝統的な楽器で演奏し続けています。様々な音楽界に影響を与えています。スタンリーキューブリックの大作「バリーリンドン」など映画音楽も多数担当しています。

チーフタンスは名盤揃いなのですが、入門の一枚とすればこれです。

 

チーフタンスそのものが多くのロックミュージシャンに影響を与えていますが、彼ら彼女らをメイン迎えての一枚。ミックジャガー、シニードオコーナーらが参加しています。

普段はティンホイッスルやフィドルなど伝統楽器で伝統音楽をやっています。本格的なアイリッシュアルバムも多いけれど、チーフタンスの海に乗り出すにはまだ陸地にあるこの辺から入っていくのが一番かと思います。

2、エンヤ

アイルランドと音楽としてはまず第一にエンヤを思い出す人は多いと思います。エンヤの本名はエンヤブレナン 実姉はクラナドの紅一点ボーカルのモイエブレナンです。エンヤもクラナドに一時在籍していたこともあります。クラナドも紹介したいのですが別な機会とします。

エレクトロニクスの多重録音で幻想的で唯一無二の洗練された音楽にしました。

やはり2枚目のウォーターマークの一曲、「オリノコフロウ」のインパクトは強烈でした。CM曲にもなりましtた。入門の1枚とすればベスト版も良いかと思います。


 

3、ヴァンモリソン

ヴァンモリソンは北アイルランド出身のR&Bシンガー、ライターです。パワフルな歌唱力と存在感です。

絶対に聞いておくべき1枚はやはり初期の代表作の「アストラル・ウィークス」です。

アイルランドを離れ、1968年ニューヨークの録音ですが、ジャズジーンのミュージシャンを使い、ほとんど即興で一発録音されました。独自の浮遊感のサウンド、不思議な死生観に満ちた言葉、いつ聞いても心地よいです。全く古さは感じさせず、グイグイその世界に入っていきます。故郷の北アイルランドへの哀愁も感じられます。

初夏にドライブしながら流すと大変気持ちが良いです。窓ガラスも全開、ルーフトップがあるならそれも開け、田舎の緑の中を車を転がせば日本だろうがどこだろうがそこがアイルランドです。

 

4、コアーズ

90年代にヒットチャートをにぎわせました。非常にキャッチーでポップで覚えやすい。ビジュアルも素敵で、もちろん演奏、歌唱に実力あります。全員がアイルランドの伝統楽器を使いこなします。

 

 

5、ケルティックウーマン

トリノで金メダルを取ったイナバウアーの荒川静香が使用した曲、「ユーレイズミーバック」を歌った女性コーラスグループ。

メンバー全員が美形、美声の持ち主揃いです。

ユーレイズミーバックの曲は、アイルランドでは最も有名な曲ダニーボーイが元になっています。作曲したのはこれもアイルランドつながりのシークレットガーデン

 

このほか、

伝統系では、アルタン、クラナド
ロックではシンリジー、U2、
ブルース系ではロリーギャラガー
フォーク系ではメアリーブラック、ボールブレア
まだまだ有名どころはたくさんあります。

 

 

 

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