アイルランド短期集中講座 ビール5選 やっぱりギネス

1、ギネス

jackmac34 / Pixabay

アイルランドのビールといえば何と言ってもギネスです。スタウトという種類に入るのですが、ギネスで一つのビールのスタイルです。
味わい深く、甘みもあり、アルコール度も高くありません。ラグビーをじっくり観戦しながらや、友人とゆっくりおしゃべりしながら時間を過ごすのにあっています。

料理はローストビーフなど肉料理やジャガイモなどがよく合います。日本食のような繊細な味のつまみは合いません。

パブでギネスを頼むと泡が落ち着くまでの間(サージング)待たせられることになりますが、この時間199.5秒はカスケードショーと言って泡の落ち着きを眺めてもまた楽しいものです。小洒落た店では、泡でシャムロックなどを描いてくれます。

日本で売られている缶タイプでも中にフローティングウィジェットというプラスチックの球が入っていて、大きめのグラスに注ぐと、目細かい泡ができて、ほぼ同じように楽しめます。

でもやっぱりアイルランドで飲むギネスはちょっと味が違うように感じます。日本では秋口から春先ぐらいがギネスが恋しくなります。アイルランドでは気候から一年中なのでしょう。

あまり冷やし過ぎないのが、香りやコクや味わいを楽しむコツです

 

2、マーフィー

こちらもアイルランドのスタウトです。ギネスよりも軽く飲みやすい。(アルコール度4%)日本でもよく見かけます。造っているのはアイルランド南部の町コークにある醸造所。私は家で飲むときはもっぱらこちらのマーフィーです。やはりがフローティングウィジェットが入っていて家庭でも簡単に決め細い泡ができます。500mlの缶がお得です。


この前6ネイションズのお供になってもらった時の写真です。モンキーショルダーのチェイサーになってもらいました。

 

3、キルケニー

こちらはレッドエールです。
昼間外で飲むのにいい感じです。爽やかでフルーティーしかもコクもあります。炭酸もきつくなくのきやすい。また、缶タイプはギネスなどと同様にフローティングウィジェットが入っており、きめ細かい泡も同じようにできます。見た目も赤で鮮やか。

 

4、Smithwick’s スミティックス

これは日本ではなかなかお目にかかれませんが、アイルランドのPUBではよおく見かけるエールです。キルケニーと同じ赤エール。発音が難しい。綴りと全くあっていません。

 

5、ギネスエクストラスタウト

ギネスのアルコール度が高いタイプです。日本のドライ好きにはこちらでないと満足しない方もいるかと思います。よく冷やすとまあキレも楽しめます。

 

まとめ

黒ビールにも色々あって、日本のいわゆる黒ビールは普通ラガーのビールの麦芽を焦がしただけのものが多いです。それはそれで香ばしく美味しいのですが、ギネスやマーフィーなどはちょっと違います。スタウトは上面発酵のエールであり素材の旨味や香り、味に奥行きがあります。

スコットランドにはスチーブンソンなど歴史に残る発明家がいますが、アイルランドが生んだ最高の発明品が、ギネスではないかと思います。

ギネスブックはギネスの創業者のアイデアでできたもので、ずっと同じ会社でしたが2000年に独立しました。

黒ビールが苦手な方はハーフ&ハーフという飲み方もあありますが、ギネスなどをそうしてしまうのは非常にもったいないと思います。

6ネイションズはスポンサーがギネスなので、会場ではギネスが沢山飲まれているはずです。W杯は公式スポンサーがハイネッケン社なので、系列のマーフィーなら飲めると思われます、

 

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