1,全体のトピック
姫野が呼ばれたが、李くんが外れた。山沢も怪我から復帰できていない。松田に至っては故障者リストにも名前がない。
矢崎、海老沢、村田ら学生は欧州にはいかず、タタフと斉藤は欧州で合流という手はず。
その他新しいメンバーでは、FWではオペティヘル、BKでは中楠、松永が呼ばれた。
またBKでは出番がなかったりすくなかった、フィフィタ、池田 濱野、梶村も呼ばれた。
オールブラックス戦は、立川がSO、FBは矢崎先発でいくだろう、控えのSO、FBとなると誰をいれておくのか注目。
欧州へいったら、もう松永にFBをお願いするしか選択肢は残されなくなる。
2,FWメンバー
岡部、竹内、為房、オペティヘル、三浦、茂原
坂手、原田、松岡
秋山、エピネリ、ディアンズ、ワクア
サウマキ、下川、姫野、パカタバ、マスプア、タタフ、マキシ
姫野の復帰、オペティヘルの初招集は嬉しいニュースであり、坂手の怪我も癒えたようだ。タタフはフランスで大活躍中で現地での合流となる。
しかし、リーチは復帰できず、これまで活躍していたコストリーも怪我で外れている。
故障者リストには、浅岡、稲垣、木津、ガンター、コストリー、リーチの名前がある。これは稲垣やガンターも戦力候補の一角をまだ背負っているというメッセージであろう。
ただし、今回故障者リストからも外れたのが、桑野と山本の2人である。下川の成長があるので、ロック、第三列の争いの激しさが伺われる。
3,BKメンバー
飯沼、小山、斉藤、藤原
立川、中楠
長田、ツイタマ、ナイカブラ、濱野、池田、梶村、フィフィタ、マッカラン、ライリー、松永拓郎、矢崎
練習生として、学生から村田、海老沢の2人が呼ばれている。矢崎もいれた学生3人はオールブラックス戦までで欧州へはいかない。
中楠がどれだけいけるのか李や山沢は故障者リストに名前があるので、手薄となりかなり厳しい。
中楠、濱野、池田、梶村、松永と今のジャパンチームにフィットしていないので、コミュニケーションミスから大量失点つながるおそれがあり、とても心配になる。
4,怪我人リストについて
今回、異例だが怪我人リストというのも一緒に発表になった。
淺岡 俊亮 (トヨタヴェルブリッツ)
稲垣 啓太 (埼玉パナソニックワイルドナイツ)
木津 悠輔 (トヨタヴェルブリッツ)
ベン・ガンター (埼玉パナソニックワイルドナイツ)
ティエナン・コストリー (コベルコ神戸スティーラーズ)
サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)
根塚 洸雅 (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
福田 健太 (東京サントリーサンゴリアス)
堀越 康介 (東京サントリーサンゴリアス)
リーチ マイケル (東芝ブレイブルーパス東京)
李 承信 (コベルコ神戸スティーラーズ)
山沢 拓也 (埼玉パナソニックワイルドナイツ)
ここで名前が上がっているのは怪我やコンディション次第ではジャパンであるというメッセージだろう。稲垣やガンターの名があるのは頼もしい。しかしこれで気になるのが、松田力也や松島幸太朗、中村などの23年組の名前が消えた選手達。
エディはフィジー戦に負けた後のメンバーの新聞記者の批判的質問に「若い選手はお嫌いですか」と声を荒げた。若い才能の発掘や成長が優先しているのが現状である。
5,秋のテストの期待
ジャパンは、オールブラックス戦のあと欧州遠征となり、フランス代表、ウルグアイ、イングランドと3戦をおこなう。リーチが復帰できないので立川がキャプテンとなろう。
オールブラックス戦ではSH藤原、SO立川、FB矢崎でいくだろう、姫野も復帰できるかもしれない。オールブラックスの豪華な遠征メンバーは発表になったが、ほとんどが翌週のトゥイッケナムのイングランド戦にむけて、直接欧州へいくことになるだろう。日本戦とジョージア戦には若手と同時に発表になったオールブラクスXVのメンバーがおおく含まれることとなる。オールブラクスとしても南アに2連敗し、アルゼンチンにも敗れるなどNZ RUGBYの非常事態であり、イングランド、アイルランド、フランス、イタリアと続く遠征での少なくとも勝ち越しがマストになる。オールブラックスXVは、11月3日にマンスター、11月10日にジョージア戦が組まれている。
フランス戦は、11月10日にサンドニで行われる。フランスTOP14で現地でも注目されているタタフや斉藤が先発に名を連ねるだろう。オリンピックの熱狂の余韻もまだあり、サンドには盛り上がるだとう。しかし、ジャパンのメンバー該外でのティア1との試合の経験者が少ないので、大観客にのまれないかが心配であり、さらにジャパンは矢崎が居ないのでFBをどうするかが不安である
フランスは日本戦のあと、オールブラックスとアルゼンチン戦が組まれている。若手中心で遠征した夏のツアーではアルゼンチンに負けているので、この秋どのようなメンバーでくるのか楽しみである。
ウルグアイ戦はマストWINである。会場はフランス東南部の小都市にあるスタジアムである。(この日はテストマッチのダブルヘッダーが組まれていて、第二試合では夏のPNCでは実現しなかったUSAとトンガ戦がある。)
ジャパンはここで確実にポイントを稼ぐことが必要になる。そうすれば資金不足で秋の遠征が組めないサモアを抜いて12位に上がる可能性ある。
ウルグアイはフランス、アルゼンチンに大敗し、最終戦のスコットランドには善戦はしたが、結局3連敗で終わっている。
そして最後にトゥイケナムでイングランドとの再戦となる。
6月の国立では17−52と大敗であったので、ジャパンがそれからどれだけ成長したのかを測るには絶好の機会となる。
一方現在のイングランドのラグビー環境は最悪な状態になっている。プレミアが債務超過にいたっており、選手はどんどん海外に流失していく、その中で、マーカススミスがサラセンスと長期契約を結んだことぐらいが明るいニュースとなっている程度なのだ。
オールブラックス、オーストラリア、南ア戦と激戦が続いた後の日本戦となり、その時にどんなメンバー構成になっているのか想像もつかない。日本戦だけはチケッ代が安い設定になっているらしいが、負けがこんでいれば、満員にならない可能性が高い。





