トゥイッケナムはラグビー史上稀に見る全く醜い光景だ。
33名を決定し、フルメンバーで臨んだイングランドだが、全くみるにも耐えない。結局4枚のカード。途中は12名になってしまう始末。シンビンの席に3名が座っている画像などこれまで見たことがない。
ファレルは33名にキャプテンの継続の発表になったばかり、最初のうちは猫をかぶっているように大人しかったが本性がでた。反則をしていながら、そんな相手に悪態をつき、掴みかかる。ファレルのイエローはレッドに切り替わった。これでW杯に入っても出場停止は続く可能性が高い。イングランドはキャプテン不在で(日本戦は制裁があけるかもしれない)W杯を迎えることになった。
SHのポートフリートも足首のけがをして途中交代。W杯に間に合うのかは難しい。
それもそうだが、イングランドのアタックは単調すぎる。これは守りやすい。しかも連携ができていない。パスがどこいくのかを選手同士が理解できていない有様。先週からバックスではミスが続き、先週のゲームから80分間トライをとりきれない。
そんな12人のイングランドに再逆転されて勝てないウェールズもまた深刻だ。この時点になっても、まだメンバーすら確定していない、このゲームも3名が初チャップで先行対象。しかもそんな若手もミスが目立ち活躍すらできない。ラインアウトは都合6回の失敗。
ラインスピードが早く上がるイングランドのディフェンスが解っているのにキックを有効に使えない。さらに反則を連続して犯してイエローを付き合ってしまう。ウェールズ にも結局2枚のイエローカードが出た。
反則にレベルがあるわけはない。ラグビー選手たるもの、反則をしようなんて誰も思わない。しかし、避けられる反則はある。うっかりの反則なんてことがテストマッチで良いのか、フリーキックの相手に下がらずに掴みかかるとか、ラックのボールを蹴ってしまうとか、そんなレベルの低い反則が起こるなんてことは両チームともレベルが低すぎる。