9月21日(木)A フランス ナミビア マルセイユ 結果

1,日程、場所 

9月21日(木)A フランス ナミビア マルセイユ

2,事前予測

開幕の大一番オールブラックスをねじ伏せ、ウルグアイには苦戦しながらも切りに抜けたフランスは、このゲームに勝てば3勝となり一位通過がほぼ確定する。

一方のナミビアはイタリア戦で52失点、オールブラックスには71失点をきしてしまった。タックル成功率がイタリア戦は59%、44回失敗。オールブラックス戦は66%、45回失敗と全く機能していない。7大会連続出場のウルグアイだが、まだワールドカップの勝利はない。最終戦のウルグアイ戦に初勝利の期待をつなぐためにもタックルの改善を期待したい。

3.プレビュー(メンバー発表後)

フランス

ベイル、マウバカ、アトニオ、ウォキ、フラメント、クロス、オリボン、ジェローチ
デュポン、ジャリベール、ビリービラリー、ダンティ、フィクー、プノー、ラモス
ボーガリット、ワルディ、アルデゲリ、タオエフィナ、ブドアント、クイユ、、ペファナ、ジャミネ

ナミビア
セティエ、ウーストハイゼン、クッッツエ、チェリコ、ルディック、カッラエコ、レティーフ、ガオセブ
セロン、ルーパー、グレグリンク、バーガー、デイセル、ムートン、ファンデルバーグ
リレトジェ、ベナーデ、シフカ、ファンフィル、ハードウィック、Oブラウ、アイサークス、ロッソウ

フランスは第一線のオールブラックス戦のメンバーに戻してきた。その中でダンティが怪我から復帰しているのが大きな話題だ。また控えにはウルグアイ戦で活躍したビアリーは11番、やはり活躍しジャミネやボガード、アルデゲリ、などは控えに名を連ねている。

ナミビア相手でもリスペストし、手を緩めない。決勝トーナメントに向けて、チームをさらに成長させようとしているガルティエの意志を感じられる布陣である。

ナミビアは新しいハーフ陣を採用し、打開を図ろうとしている。セロンは今回で2キャップ目、SOには活躍したスワネプールでなく、19年にも出場した経験のあるルーバー、控えのSHのブラウやWTBのアイザックスはまだ大学生で出れば初キャップとなる。
こちらも貴重なフランス戦をチーム成長の場にしようとする名監督クッッツエの意図が感じられる。

 

4,結果

フランス
前半 T G PG DG 得点 後半 T G PG DG 得点

得点 BP 勝点 累計勝点

ナミビア
前半 T G PG DG 得点 後半 T G PG DG 得点

得点 BP 勝点 累計勝点

フランスは手を抜かない。これまで失点のナミビアに対し敬意をもって対応し、オールブラックス戦に出たフルメンバーが出場。しかもベイルもダンティも復活。そのメンバーたちが最初からフルスロットルで飛ばしまくる。ウルグアイ戦のもたつきの反省をし、嫌なムードを払拭したかったのだろう。これではアマチュアや大学生の多いナミビアはたまったものではない。キレッキレのプノーがディフェンスを切りさ咲けば、ヂュポン、ジャリベールが右に左にドンピシャのキックパスを放つ。湧き上がるような(それこそシャンパンの泡のような)フォローも分厚く、フレンツフレアを見せつけ、多白いようにパスがつながる。どこからでもトライになってしまう。何をやってもうまくいく。その結果は96−0の圧勝。

しかしこういった調子のいいときときこそ実はトラブルは発生する。後半途中でデュポンの頭に接触があり脳浸透の疑いでHIAの検査で退場。そのまま戻ってこなかった。代償は大きい。もしも脳震盪であれば規定により2週間は復帰のためプログラムの消化が必要になる。最後のイタリア戦はまず出れない。うまくいけば、サンドニの準々決勝に出場できるかどうかである。

ナミビアは全く良いところがなかった。偶に攻めこんでもミスからターンオーバーさせ一挙にトライまでされてしまう。タックル成功率も50%を切っており、キャプテンがレッドカード、反則も多く、PG含む12トライを取られてしまった。
来週のウルグアイ戦まで中5日体制を立て直して、最後は初勝利をめざしてほしい。いいラグビーを見せていい感触を得て帰ってほしい。

カテゴリー2023

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