南ア戦 メンバー発表

1,南アメンバー

リーグワン所属が先発で7人控えに2人、もと所属をふくめると23人中12人が日本でプレーした経験がある選手である。これではどうせブライトンでないなら、ウェンブリーでなく東京でおこなってもよかったのではないだろうか?

それにしても馴染みの選手ばかりで、ここでは初選出となる3番Zポーサンと出れば3キャップとなる16番グロベラーを紹介する

Zach Porthen 2004年3月31日生まれ 21歳
189cm124kg U20南アフリカ代表でもあったが、ストーマーズ所属だがまずか5試合しか出ていない。サプライズである。
南アフリカの3番といえば、ニャカネ、トマースデュトイやウィルコロウが常連だが、この秋の活躍ではレギュラーの座を狙っている。

Y・グロベラー Johan Grobbelaar 1997年12月30日生まれ27歳
182cm103kgブルズ所属
昨年春のウェールズ戦など3試合に出場し3C取得。それ以来の選出。
南アフリカのフッカーといえば、マリコムマークス、ンモナンビ、ファンデルメルバだだったので、選ばれる機会が少なかった。

もとサニックスのエスターハウゼンは本来CTBの選手なのだが、第三列の控えのいちに名前がある。しばらく見ないうちに、どちらでもこなせるようになったのだと思われる。

また、コルビがFBをつとめ、売出し中のフッカー(名前はフッカーだがウィングの選手)が14番を務める。ルルーはお休み。

控えを含め1列めに新人や久々の選手が多く入っているのが特徴である。

1.O・ニチェ(シャークス/46C)
2.M・マークス(クボタ/84C)
3.Z・ポーサン(ストーマーズ/初)
4.RG・スナイマン(レンスター/46C)(元ホンダ)
5.L・デヤハー(パナ/71C)
6.S・コリシ(シャークス/98C)[C]
7.F・モスタート(ホンダ[/81C)
8.Y・ヴィーセ(浦安/39C)
9.C・ライナー(ストーマーズ/46C)
10.S・Fムンゴメズル(ストーマーズ/15C)
11.C・アレンゼ(ブルズ/27C)(元三菱)
12.D・デアレンデ(パナ/93C)
13.J・クリエル(キヤノン/84C)
14.E・フッカー(シャークス/5C)
15.C・コルビ(サントリー46C)

16.Y・グロベラー(ブルズ/3C)
17.G・スティーンキャンプ(ブルズ/11C)
18.W・ロウ(ブルズ/24C)
19.L・ノルキア(ブルズ/13C)
20.A・エスターハイゼン(シャークス/24C)元サニックス
21.K・スミス(静岡/59C)
22.G・ウィリアムズ(シャークス/24C)
23.M・リボック(今年から近鉄24C)

太字はリーグワン所属。

2,ジャパンメンバー

対するジャパンはほぼ予想通りのメンバーである。怪我の江良、中野のかわりに、佐藤、ローレンスが入っただけである。

1,小林 2,佐藤 3,竹内 4,コーネルセン 5,ディアンズ 6,ガンター 7,下川 8,リーチ 9,藤原 10,李 11,長田 12,ローレンス 13,ライリー 14,石田 15,矢崎

16,平生 17,祝原 18,為房 19,タイラーポール 20,マキシ 21,福田 22,サムグリーン 23、コストリー

控えの構成は興味深い。フッカーの控えの平生はでれは初キャップ。けが人続出のフッカー陣の穴を埋められるか。家庭の事情で離れていたマキシが久々にメンバー入りしている。そして、コストリーはバックスとして遠征メンバーに入っていてびっくりだが、ここで早くもそのベールを脱ぐことになる。南アでもエスターハイゼンがFWの控えに入っており、ラグビーでも2刀流が流行ることになるかもしれない。

南アのフィジカは並大抵ではない、ジャパンはダブルタックルでも止めきれないかおしれない。さらにスクラムで南ア優位に組まれるとポセションで圧倒されかねない。ジャパンにディアンズがいても南アにスナイマンがいるラインアウトは苦戦するだろう。コンテストキックを蹴ってもFBにはいったコルビのハイボールキャッチは素晴らしい。ムゴメズルのキックパスの選択や精度も抜群。南アには全く穴がない。弱点だったプレースキックも改善されてきている。

ジャパンがなんとか接戦に持ち込むには、マイボールをキープして相手の攻撃時間を少なくし、反則をしないこと、自陣22m内からは相手陣深くのタッチをきることなど、また先制点をとって、相手のフラストレーションを引き出し、南アの反則が多くなることなど、すべての条件が揃う必要がある。

ゲームの勝敗を度外してしても見どころはたくさんある、ジャパンのスクラムが通用するのか、南アのアタックへのタックルはどれだけ耐えられるか、コルビ、アレンゼと、矢崎、石田のバック3のスピード対決、李選手のキックの使い方など。
そこで少しでも強みを見せられれば、これから対戦する、アイルランド、ウェールズにはプレッシャーを与えられることになる。

 

 

 

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