ウェールズ第二戦メンバー発表

1,ジャパン、納得のメンバー構成

ジャパンのメンバーは
1,神森 2,原田 3,為房 4,エピネリ 5,ディアンズ 6,リーチ、7,コーネルセン 8,マキシ 9,斉藤 10,李 11,ヴァイレア 12,中野 13,ライリー 14,石田 15,中楠
16、江良 17,木村 18,竹内 19,ララトゥア 20,ガンター 21,藤原 22,サムグリーン 23,植田

ジャパンのメンバーはほぼ予想通りであった。
斉藤の先発というのも大方の予想通りである。私は先週のながれから藤原を先発にするのではという予想もしてみたが、やはり斉藤の評価がそれよりも高いということでこれは大いに期待できる。しかも、斉藤ー藤原のリレーのほうが流れを変えられる。

1列目
3番のみ為房を先発させる。これもインパクトプレーヤーとして竹内の投入を考えた結果であると考えられる

2列め
エピネリ、ディアンズのコンビを継続させた。わたしはララトゥアを先発にもってくるのではと考えたが、インパクトプレーヤーとの期待があるという判断だと思う

3列目
8番にファカタバに変えてマキシを先発に持ってきた。私はマキシを控えにもってくると予想したが、やはりエディさんの評価が高い

ハーフ陣
前述のように斉藤を先発させる。どのようにゲームを組み立てるのか見ものである。

センター陣
中野ーライリーのコンビを継続させる。中野の突破は効果的であった、ライリーのキックも素晴らしかった、今度はライリーはランで見せてほしい。

WTB
不調とはいえないが、絶好調ではなかったツイタマにかわり、絶好調のヴァイレアを先発させる。フィジカル面つよさがる。ハイパントにも備えると思われる
FBは怪我の松永にかわり中楠をいれる。これでダブルSOとしても機能できる。

控え
ガンター、ララトゥアは暴れまくるだろう。サムグリーンの22番も予想通り。23はマオリ戦で2トライの植田をいれた。植田はFBもできる。
センター陣に怪我が出た場合には、李がセンター、サムグリーンをSOとして挿入するだろう。

2,ウェールズ 苦しいメンバー構成

ウェールズの12日のメンバーが発表になった。先発は4人しか変えてこなった。

2連戦の内、第一戦で負ければ、何かを変えてこなければならないのは当たり前だ、4人を変えたのは少ない交代なのだが、それしかできないのが現在のウェールズの状態を表しているといって良い。4人のうち3人は怪我や体調不良のための交代なので、実質的な主体的戦略的登用はスタンドオフのダンエドワーズだけと言って良い。

替えてきたのはいずれも今のウェールズでは中核をなず選手ばかりだ。下記のように経験のあるキーマンが抜けて、経験の浅い選手が起用されいる。気持ちの切り替えを狙ってはいるのだろうが、それしか手がないというのが実情だろう。

第一列では、スクラムの中核をなず3番をアシラッティの体調不良により、その試合が控えだった23歳のグリフィン(CAP7)に変えてきた。控えにはノンキャップの22歳のコールマン(CAP0)が入る。

第二列でも中核のカターは先週の脳震盪で離脱し、替りに23歳のフレディトーマス(CAP3)が先発する、控えには前回急遽出場となったラッティ。ラッティは本来は第三列でロックもできる選手。ラインアウトの立て直しをねらってのことである。

第三列も中核のファレタウが抜けた、熱中症の疑いだということだが、心が折れてしまったという噂もある。No.8は実績のあるウェインライト(CAP58)が入る、
フランカーはマン(23歳6CAP)とマクラウド(3CAP)の2人の若手で変わらず。

ゲームコントロールの肝のハーフ陣も経験のあるコステローから、22歳でまだキャップ2のDのダンエドワースを抜擢した。若手のダンエドワーズはウェールズの少ない希望の星といってよい。前述したようにこれがウェールズが出してきた唯一の主体的戦略である。ダンエドワースはU20で活躍したドラゴンズのSO、キャップ2はガットランド体制下の6ネイションの、最初の2試合(フランス戦、イタリア戦)でいずれも控えから登場しただけである。シェラット代行は「6ネイションの出来が良かった」と発言しているが、自身が監督代行を努めてから1度もリザーブにも入れてきていない。本当に評価しているのかどうかは疑わしい。今回が初先発。

その他のバックス陣の先発は変えてこなかった。先週の出来では、Bトーマス、Bマレイは危険である。19年W杯最多トライのジョシュアダムス(32歳62CAP)もまだそのベールを被ったままだ。

控えは前回と同様のFW6人体制

バックスの控えはノンキャップのオスプレイ所属のいずれも27歳。SHモーガンウィリアムス、キーランジャイルスの2人だけである

▼スターティングXV
1 ニッキー・スミス(レスター・タイガース[ENG]/31 キャップ歳/55キャップ)

2 デヴィ・レイク(オスプリーズ/26歳/21)[C]
3 アーチー・グリフィン(バース[ENG]/23歳/7キャップ)
4 フレディ・トーマス(グロスター[ENG]/23歳/3キャップ)
5 テディ・ウィリアムズ(カーディフ/24歳/7キャップ)
6 アレックス・マン(カーディフ/23歳/6キャップ)
7 ジョシュ・マクラウド(スカーレッツ/28歳/3キャップ)
8 アーロン・ウェインライト(ドラゴンズ/27歳/58キャップ)
9 キーラン・ハーディ(オスプリーズ/29歳/24キャップ)
10 ダン・エドワーズ(オスプリーズ/22歳/2キャップ)
11 ジョシュ・アダムズ(カーディフ/30歳/62キャップ)[VC]
12 ベン・トーマス(カーディフ/26歳/13キャップ)
13 ジョニー・ウィリアムズ(スカーレッツ/28歳/8キャップ)
14 トム・ロジャース(スカーレッツ/26歳/10キャップ)
15 ブレア・マレー(スカーレッツ/23歳/9キャップ)
▼リザーブ
16 リアム・ベルチャー(カーディフ/29歳/1キャップ)
17 ガレス・トーマス(オスプリーズ/31歳/41キャップ)
18 クリス・コールマン(ドラゴンズ/26歳/0キャップ)
19 ジェームズ・ラッティ(オスプリーズ/27歳/2キャップ)
20 タイネ・プラムツリー(スカーレッツ/25歳/7キャップ)
21 トミー・レッフェル(レスター・タイガース[ENG]/26歳/28キャップ)
22 ルーベン・モーガン=ウィリアムズ(オスプリーズ/27歳/0キャップ)
23 キーラン・ジャイルズ(オスプリーズ/27歳/0キャップ)

3,ゲームの見どころ

ノエビアスタジアムの屋根は閉じて行うこになったようだ。北九州の炎天下でのゲームに批判が寄せらた。しかし、実はノエビア屋根を閉めると3万人の熱気で蒸し暑くなる。汗の燎は半端なくなり体力の消耗はこちらのほうがきついだろう。
そして、ボールが滑るだけでなく、それは集中力もうばう。ハンドリングエラーがおおくなり、スクラムがおおくなる。となるとぶつ切りのゲーム展開となり、それはウェールズにも有利に運ぶことになる。
その面でスクラムが見どころの一つとなるの間違いがない。ジャパンはスクラムで勝てれば問題はないが、ラインアウト中心の組み立てにすべきである。

注目選手は今回初出場の斉藤とダンエドワースとなる。この二人がどのようにゲームスピードコントロールできるのかである。

実は斉藤も第一戦ではウェオーターボーイでピッチ上にいて、ゲームのスピードコントロールのアドバイスを行っていた。エディジャパンになってはじめてそのコントロールができた試合ができた理由のひとつに、斉藤の存在があったということだ。斉藤ももう若手ではない。フランスでの自信に裏付けられたリーダシップ面の成長が期待できる。

一方のダンエドワースはこれが初めての先発である。ゲームコントロールと言う面では未知数である。

何度もいうが、スローでぶつ切りになれば、ウェールズのペース。早い展開で連続できれなジャパンのペースである。しかし、ジャパンがそこで必要以上に体力を使いすぎると、あとは体力勝負だけになってしまう。双方のハーフ陣がキックも含めてどのように試合を作っていくかが注目される

もう一つがブレークダウンである、中野やマキシ、ヴァイレアなどフィジカル面でも簡単に突破してしまうだろう。しかし、それはサポートの遅れを誘発してしまい、そこ遅れは帰って命取りになる。ウェールズのジャッカルの速さが素晴らしいからだ。5−6回もあったろうか、内3回はキャプテンのデビレイクである。前に出れてしまう面からキャリアーが孤立ししまうところが見られた。2人目がより早く確実なサポートができるように改善できたかどうかが見どころである。

最後に
11月の15日にはカーディフでこのカードの3戦目が行われる
その時のウェールズは新監督やコーチ陣も刷新されているだろうし、キャプテンのモーガン、SHのトーマスも帰ってくる。しかもホーム。ジャパンでの2戦にでた若手も成長しているはずである。

ジャパンも、この後、パシフィックネイションがあり、16人のけが人ももどり、選手層を暑くすることができているだろう。

ウェールズは運命の11月15日のジャパン戦の前にアルゼンチン戦がある。ジャパンは11月15日の前にオーストラリアXV戦とワラビーズ戦が組まれている。どちらも回福ぶり、成長ぶりを試すには最適の相手である、

12日乃神戸がどのような結果になろうとも、両チームの11月15日の決戦までの道のりをぜひ見届けたい。

1勝1敗であったら、11月15日は間違いがなく決戦であり、ウェールズは2連敗しても11月15日に勝ちさえすれば帳消しになる。

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