2025年ジャパン メンバー 37名 12日発表

 

以下、各ポジションごとに参加メンバーを確認する

1,第一列

PR1
紙森 陽太(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ|172cm,105kg|26歳|0キャップ)
木村 星南(東芝ブレイブルーパス東京|175cm,105kg|25歳|0キャップ)
小林 賢太(東京サントリーサンゴリアス|181cm,113kg|26歳|0キャップ)

NZU 1戦目は 1番関西学院の学生 大塚、17番が津村、2戦目は津村1番、大塚17番、香港戦は 津村1番 ダイナの祭が17番だった。
菅平合宿では、学生の大塚は選ばれず、昨年イタリア戦で初キャップで実績のある岡部が呼ばれた。しかし、岡部は怪我で合宿を途中で離脱。
12日の発表では、菅平合宿組からは小林だけが残って、リーグワンで活躍した神森と木村星奈が選出された。3人共キャップは0である。

PR3
木原 三四郎(東京サントリーサンゴリアス|181cm,108kg|22歳|0キャップ)
竹内 柊平(浦安D-Rocks※今季退団|183cm,115kg|27歳|13キャップ)
為房 慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ|180cm,108kg|23歳|10キャップ)

NZU戦ば石井3番大山18番。2戦目は大山3番 杉本18番、香港戦は木原3番大山18番であった。菅平には移籍先は気になるが昨年の実績のある竹内に加え、祝原が呼ばれた。しかし、祝原は宮崎には呼ばれず、木原と竹内がのこり、新たに為房が招集となった。木原は香港戦の活躍が評価されたのかもしれない。3番のファーストチョイスはスピアーズのオペティヘルであろうが、怪我のため対象からは外れている。

フッカー
江良 颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ|172cm,106kg|23歳|0キャップ)
佐藤 健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ|177cm,108kg|22歳|0キャップ)
原田 衛(東芝ブレイブルーパス東京※今季退団|175cm,101kg|26歳|10キャップ)

菅平でのHOは下記の3人だったが結局一人も残らなかった。
佐川 奨茉 三菱重工相模原ダイナボアーズ 日本大学180 103 2002/1/20
平生 翔大 東京サントリーサンゴリアス 関西学院大学174 103 2002/10/11
安恒 直人 三菱重工相模原ダイナボアーズ 早稲田大学171 98 2003/2/5

昨年は超速ラグビーの申し子である原田と、学生時代からのスターであり、リーグワンで活躍した、江良くん、佐藤くんの3人となった。原田は来季フィジアドゥルアに移籍する
坂手の選出は見送られた形である。

一列目は9名のうち6人がノンキャップという若いメンバーであり、老練なウェールズ相手のスクラムワークはすこし心配になる。

ウェールズはフッカーにキャプテンの、デヴィレイク(26歳20C)控えにエリオッディー(31歳56C) ルーズヘッドにはNZスミス(31歳56C)、Gトーマス(31歳40C)と経験豊富である。タイトヘッドは世代交代し、23歳のグリフォン、27歳アシラティが努めている
6ネイションで途中から急遽招集され活躍したベテランのウィルグリフは外れている。

マオリ戦は1番木村(紙森)2,江良(佐藤) 3,木原(為房)でためして、あ原田や竹内はウェールズ戦となると思われる。また、結果と怪我の状況次第でオペティヘルや坂手の招集もあるかもしれない。

 

2、ロック陣

<LO>
エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ|196cm,122kg|28歳|6キャップ)
ワイサケ・ララトゥブア(コベルコ神戸スティーラーズ|193cm,120kg|27歳|0キャップ)
ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京|201cm,117kg|23歳|21キャップ)

ロック陣は、ジャパンの宝であるディアンズ(やはり南半球へ限定移籍を発表)とコンビを組むのはだれかが今年だけでなく27年にむけての、焦点となることは間違いない。

NZUおよび香港戦で大車輪の活躍だったリコーの長髪の山本、今季ブレークした遅咲きの吉田が参加したが、結局山本も吉田もここで外れる事になった。本橋も菅平には呼ばれたが、アーリーエントリーの神戸では出番がなく実績不足である。
結局、合宿から残ったのは昨年の実績のあるエピネリ一人であった。
そしてプレーオフでで活躍した神戸のワイサケが新たに呼ばれる事になった、神戸ではレタリックの影で、6番での出場が多い。

下川、リーチ、コーネルセンもロックとしての活躍も期待できるのだが、こう考えると、本職のロックの人材がたりない。

個人的には、サントリーのホッキングスが強力と思えるのだが、なにか問題があるのだろうか?

マオリ戦にはリーチ、ディアンズの採用はなく、エピネリとララトゥプアのコンビになるだろう。

3,第三列

第三列は人材が豊富である。

<FL/NO8>
リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京|189cm,113kg|36歳|87キャップ)
奥井 章仁(トヨタヴェルブリッツ|178cm,105kg|23歳|0キャップ)
ベン・ガンター (埼玉パナソニックワイルドナイツ|195cm,120kg|27歳|9キャップ)
ジャック・コーネルセン (埼玉パナソニックワイルドナイツ|195cm,110kg|30歳|20キャップ)
下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス|188cm,105kg|26歳|14キャップ)
ヴェティ・トゥポウ(静岡ブルーレヴズ|190cm,121kg|25歳|0キャップ)
マキシ ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ|187cm,112kg|28歳|15キャップ)
ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京|195cm,118kg|30歳|13キャップ)

大学生の中谷、青木や木戸といった大学ラグビーのスター選手だった若手も合宿や香港戦で猛アピールをしたが、今回は外れている。その中で若手では奥井が一人選ばれたことになる。静岡のトゥポウも継続して呼ばれたが国際試合の実績はない。

当然のリーチに加え、下川、マキシ、アマト、コーネルセンは、もはやエディジャパンに欠かせない。ガンターの復帰もけっこう強い。

フランスのボルドーで大活躍のタタフは5月24日の決勝戦のメンバーには名前がなたった、準決勝のときから怪我などコンデションの問題があるのかもしれない。ただ、エディさんの発言の怪我の13名中にも入っていないところが気になる。

マオリ戦で、奥井、トゥポウは試されることになるだろう。6番トゥポウ、8番奥井と予測する。7番に下川が入り、ゲームキャプテンとしての成長を見たいところだ。控えにはガンターとファカタバだろう。
リーチやコーネルセンのどちらかもロックの控えとしてリザーブに入る可能性もある。

 

4,SH

齋藤 直人(スタッド・トゥール―ザン [FRA]|165cm,73kg|27歳|24キャップ)
福田 健太(東京サントリーサンゴリアス|173cm,83kg|28歳|1キャップ)
藤原 忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ|171cm,76kg|26歳|10キャップ)

トゥールーズで活躍の斎藤が戻ってくる。成長ぶりを見るのは楽しみだ。斉藤のトゥールーズはTOP14のバイヨンヌとの準決勝が21日にあり、勝ち残れば決勝戦もあるので、マオリ戦には間に合わない。

菅平組からは23年W杯の福田が一人残った。菅平での練習の姿勢などが評価されたようだ。NZU、香港戦で活躍の期待の土永と、リーグワン大活躍で新人賞の北村は呼ばれなかった。テンポが良い土永、フォローがよくトライの嗅覚がある北村もジャパンで見てみたかった。しかし2人共27年には選出の可能性は高いとみる。

昨年採用の小川の招集は見送られている。

マオリ戦は、藤原先発、福田が控えでいくと思われる。

5,SO FB

非常に人選の課題が多いポジションだ。昨年のJAPANの李舜臣、山沢拓也、立川はリーグワンではSO以外のプレーが多かった。東芝にしてもスピアーズにしても日本人がSOを収めるチームが少ない。得点王、ベストキッカーの山沢弟は選からもれた、キックの選択が多くエディのめざす超速ラグビーには向かないと敬遠されたと思われる。山沢兄もリーグワンでの怪我などでシーズン中は思ったほどの活躍ではなかったため、選外となったのだろう。

SO枠では下記2名が選出

サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ|178cm,85kg|30歳|0キャップ)
李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ|176cm,86kg|24歳|18キャップ)

李舜臣は、常にエディさんのファーストチョイスである。FB、センターとしてもプレーの幅を広げている。

それに、FBSOの掛け持ちとして下記2名が選出。

中楠 一期(リコーブラックラムズ東京|174cm,84kg|25歳|0キャップ)
松永 拓朗(東芝ブレイブルーパス東京|172cm,82kg|26歳|4キャップ)

立川は怪我で招集できなかった。会見ではエディさんはSOの人選がまだ課題であると言いつつも、候補が4人いて、FBもできることを強みにしたいと語っている。

マオリ戦では、中楠10番、22番がサムグリーンであろう
李舜臣と松永はウェールズ戦に備えるだろう。

6,センター陣

中野 将伍(東京サントリーサンゴリアス|186cm,100kg|28歳|7キャップ)
シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ|187cm,105kg|26歳|16キャップ)
ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ|187cm,102kg|28歳|28キャップ)
チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ|171cm,90kg|27歳|0キャップ)

中野のジャパン復帰が心強い。23年には怪我で涙を飲んだが、体を張れるCTBが望まれている。ローレンスはNZU、香港戦で大活躍したのが評価されたようだ。

フィフィタ、ライリーはもはやジャパンの顔である。

マオリ戦では、中野とローレンスのコンビが見られると思われる。

 

 

7.WTB/FB

 

石田 吉平(横浜キヤノンイーグルス|167cm,75kg|25歳|0キャップ)
植田 和磨(コベルコ神戸スティーラーズ|177cm,87kg|22歳|0キャップ)
マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ|182cm,91kg|29歳|7キャップ)
<WTB/FB>
メイン 平 (リコーブラックラムズ東京|178cm,90kg|24歳|1キャップ)
ハラトア・ヴァイレア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ|185cm,104kg|26歳|0キャップ)
<FB>
竹之下 仁吾 (明治大学|180cm,86kg|21歳|0キャップ)

新鮮な顔が出揃った。目玉はただひとりの学生、明治の竹之下仁吾。5月20日のNZU戦にU23として出場し活躍し、一時離脱したが、菅平には呼ばれ、そのまま37名の一人として名を連ねた。昨年のジャパンで活躍の矢崎は怪我が長引き、母校の早稲田でもまだ出場できていない。

明治の先輩の7人制代表の石田吉平も初選出である。
ダンディなイケメンのメイン平もキックのテクニックもある。また、スピアーズのバイレアのシーズン中の活躍だれもが認めるところである。長距離のプレースキックという得意技もある。

マオリ戦は植田と石田桔平の両WTBでためす。15番はメイン平、23番に竹之下となるのではないだろうか

根塚、ナイカブラ、長田、木田は怪我で選ばれなかった。秋には間に合うか、それとも今回初選出の選手に取って代わられるのかは注目したい。

 

6月28日には秩父宮でマオリ戦があるが、同日にロビーディーンズが指揮をとるバーバリアンズが南アと対戦する。こちらにも日本からどのような選手が選出されるかも楽しみである。

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