ラグビー現代用語の基礎知識 2025 え

2025年はノックオンがノックフォワードとなり、ゴールラインがトライラインという呼称に統一されるなどのエポックメイキングな年になった。これにかかわらず、ラグビーでは時代により新しい言葉が出たり消えたりしている。そこで、最新の言葉だけでなく参考としてに過去の言葉もできるだけ拾い上げ、ここに ラグビー現代用語の基礎知識を全面的に改定する。

あいうえお順にはじまり、5月までの完成を目指す。

 

エイチアイエー HIA Head Injury Assessment  ヘッドインジャリーアセスメント (ルール)

脳震盪は脳に致命的な障害の残る可能性のある重大な症状である。フィールド場で脳震盪の危険性が疑われる状況が起きた場合に、選手の安全性を優先させる措置である。脳震盪の疑いがあれば

選手をそんな危険から守るための対策として導入された。

エジンバラ  Edinburgh(場所)

 

スコットランドの首都である。この市街地から西にスコットランド代表のホームグランドマレーフィールドがある。

エディ Eddie Jones, エディジョーンズ 同:エディさん (人物)

 

現在日本代表のヘッドコーチ。1960年生まれで現在65歳。
オーストラリアタスマニア生まれ。父はオーストラリア人、母は日系2世。妻は日本人。現役時代のポジションはフッカー。日本の東海大学から指導を始め、2003年オーストラリア代表を率いてW杯順優勝、2007年南アフリカのテクニカルコーチでW杯優勝。その間も日本のサントリーなども指導した。2015年日本率いて南アを破る大金星、2019年の日本大会はイングランドを率いて準優勝。イングランドHCを解雇され2023年はオーストラリア代表HCとなったが成績は振るわず。2024年から再び日本代表HCに就任した。
発想力と行動力があり、自らハードワークで信念で突っ走る性格と指導姿勢は、しばしば周囲のスタッフなどから反感や誤解を受けることもある。


エディジャパン 
Eddie JAPAN(チーム名)

 

上記のエディ・ジョーンズが率いている日本代表チーム。現在は2回めとなるので。2012年から2015年までを第一次エディジャパン、現在を第二次エディジャパンと表することもがある。

 

エドリク 江戸陸 江戸川区陸上競技場 (場所)

東京都江戸川区にあるスタジアム。江戸川区が所有。クボタスピアーズのホームグランド。現在はクボタがネーミングライツで「スピアーズえどりくフィールド」という呼び名が正式である。
スピアーズはここ「えどりく」での不敗神話がある。スピアーズ戦は陸上トラック場に仮設の観客席が設けられる。
高校ラグビーの東京都予選や関東大学ラグビーでもつかわれる。

エリア area (戦術)

ラグビーは相手のトライラインを超えてボールをグランディングすることを競うので、言い換えれば陣取りゲームである。ボールの位置が重要であり、先頭であるボールより手前は自分の陣地であるといえる。ラグビーでいうエリアはその自分の陣地のことである。

エリアマネジメント area management(戦術)

上記のように陣取りゲームなので、できればマイボールのまま、継続して陣地を広げるのがのぞましい。キックすればボールは前に進ませられるが相手に攻撃権を渡してしまうことになる。時間、点差や実力差などでボールをエリアを取る戦法をとることも友好である。自陣ゴールに近い位置ならば、トライを失する可能性も高いし、反則をすればPGで3点を献上してしまうことにもなりなねない。おもにキックにより攻撃権を手放すことになってもボールの位置をコントロールすることをエリアマネジメントという。

エリスカップ Webb Ellis Cup =ウェブエリスカップ (文化)
(参考 エリス エリス少年)

ラグビーワールドカップの優勝カップの名称である。1823年ラグビーの起源とされるエリス少年の伝説にちなんでこのカップが作られた。これまで南アが4回、オールブラックスが3回、オーストラリアが2回、イングランドが1回でこのカップを掲げたチームはこの4つしか無い。

 

エリスのデンセツ エリスの伝説 (文化)
(参考 エリス、エリス少年)

ラグビーの発祥の逸話であり、伝説とされている話である

1823年の秋、イングランド中部の名門パブリックスクールのフットボールの試合中。当時は手でボールをもって走ることは禁じられていたにも関わらず、下級生のエリスという少年は相手キックのボールをうけとると、そのままボールを手に持って走り出したとされる。

よく間違えられるのは、この出来事はサッカーの試合中のことだという話である。当時はサッカーとラグビーは別れておらず、フットボールとして各学校で独自のルールで行われていた。
エリスが走ったあとにルールをソーシャルフットボールとして明文化しその頭文字から名付けられたのが、サッカーであり、それより少し遅れてラグビー高校式のルールを決めたのがその学校名からラグビーフットボールとなった。

 

エンゲージ engage (ルール)

安全なスクラムを組むために、レフリーのコールにあわせで組むように変更になっている。このルール導入の当初は4段階であった。それはクラウチ(=かがんで)、タッチ(つかんで)、ポーズ(とまって)、エンゲージ(組め!)であった。しかし、エンゲージという言葉が2音節である、エンゲージの「エン」にあわせて組むチームと、ゲージにあわせて組むチームが現れ混乱が生じた。
現在は、クラウチ、バインド、セットという3段階のコールに統一されている。
(ミニラグビーなどはまだ4段階でのコールが採用されている)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です