21日花園 フィジー戦 プレビュー

 

ジャパンメンバー発表

日本のメンバーはサモア戦から離脱した高橋に替わって、追加招集の濱野を入れただけ。

三浦、原田、竹下
エピネリ、ディアンズ
ファカタバ、下川、マキシ
藤原、立川
ツイタマ、マクラカン、ライリー、長田

松原、岡部、為房
マスプア、コストリー
小山、梶村、濱野

このメンバー構成の意味をどう解釈するか。

一つの見方としては、「非常にアタックが上手く行ったサモア戦をそのまま踏襲して、超攻撃的布陣で先行して逃げ切る作戦の再現」である。これにはフィジーのUSA戦の分析から、単独で飛び出してくるフィジーのディフェンスを観てとり、ライリーの突破などで、大量のトライを取れる可能性があると想定したと考えられる。

しかし、ジャパンは怪我人、離脱が多く、そこに手詰まり感があるのは拭い去れない。替えようにも替えが居ない状態。サモア戦で登場時間の少なかった梶村の出来や、出れば初キャップとなる濱野がどれだけのプレーができるかは未知数である。前半優位にゲームが進められなければ、後半のメンバー変更で流れを変えるだけのインパクトが出せるという期待は薄いと見ざるを得ない。
やはり勝つためには「先行逃げ切りの攻撃力」それしか選択肢がなかったといえる。そんな手詰り感から来ているのではと思わざるを得ない。

当日の東大阪の天気は雨も予想される。ハンドリングの心配は双方にある。そうなればスクラムが多くなることは必然である。しかし、先週のUSA戦でのフィジーのスクラムは凄まじく強力である。ここ数年あまり観ないような、相手の8人全員を完全にめくり上げるほどである。ジャパンはスクラムでどう対抗できるかがキーになる。

フィジーがボールをキープしてゴリゴリきてしまえば、ペナルティを取られる可能性がある。それを免れたにしても、ジャパンディフェンスはスクラム周辺に集中させられ、熊谷のUSA戦のように空いたスペースを突かれて、多くのトライを失うことになりかねない。これはフィールドプレーでフィジカル劣勢となり、ダブルタックルで対応した場合も同様である。

ジャパンは多少の失点は覚悟しても「超速」をミス無く実行し、先行逃げ切りで前半に3トライ以上もしくはPKを絡めて17点から19点ほどはほしいところだ。そして前半終了間際に時点をとっていいリードした形で流れで前半を終えることが必須となる。

ジャパンが勝つには最終スコア32−28(前半17−10)くらいのスコアでの勝利となると予測する。

実はこのゲームの勝敗は重要である。

ランキングで言えば、先週フィジーは格下のUSA相手の勝利でポイントの上乗せがなく11位のまま。ジャパンはサモアに勝ったので順位は逆転し、現在はジャパンが13位、サモアが14位である。

11位フィジー
12位ジョージア
13位ジャパン
14位サモア

決勝戦でジャパンはフィジーに勝てばジョージアのポイントをもわずかに上まわり12位に上昇する。逆にサモアがUSAに勝ち、ジャパンがフィジーに負けるとなると、サモアとジャパンの順位はまた逆転となり元の14位となってしまう。

27年W杯の組み合わせは来年12月の世界ランキング12位までがシードされる。来年12月までランキング12位以内をキープできるかが重要である。

また、本日秋のテストマッチでウルグアイ戦が発表された。日本でのオールブラックス戦に加え、フランス戦、イングランド戦しかなかったジャパンにとっては、唯一、ポイントの上乗せが計算できる相手とのマッチアップが組まれた事となる。

逆にライバルとなるサモアは悲しいことに資金不足から11月の応酬ツアーを実行することができなくなった。つまり、ポイントの上乗せは出来ないことが確実となっている。

 

フィジーメンバーと戦力

フィジーも先週から1人替えただけで全く同じメンバーであると言って良い。替わったのは11番。エペリモモが抜けて、そこに23番のドロアセセが繰り上がった。そして23番にはPonipate Loganismasi.ポニパテ・ロンガニマシが入った。ロンガマシは26歳パリ五輪での銀メダリストで出場すれば初キャップとなる。

フィジーは現在ランキング10位、昨年はW杯前哨戦でイングランドをトゥイッケナムで破って、鳴り物入りでW杯に乗り込み、オーストラリアを破って順当な8強入り。マルセイユでは再びイングランドと対戦したが僅差で破れた。今回の来日メンバーとして、FWはほぼその時のメンバーが残っている。1列目は全員が120kg以上。スクラムはイングランドとは互角、USAの8人全員をめくり上げるなど強力。バックスではツイソバやランドランドラなどのスーパースターはクラブ関係の事情で参加していないが、パリ五輪で銀メダルをとったメンバーが、早くも呼ばれている。
フィジーはフィジアンマジックと言われる奔放なランニングラグビーのイメージだが、フィジカルも強力。ただし、出来不出来の波があり繊細なゲームコントロールに難がある。ここ数年その役目をするSOの人材難に悩みがあった、トゥイッケナムでのイングランド戦で大活躍したマンツもW杯直前の怪我で出場できなかった。今季からは不動のSOとしてキックを武器にチームを冷静にコントロールしている。

 

1 Eroni Mawi, エロニ・マウィ エロに 舞初 28 34  1 1 1 1 17 1 1サラセンズ 19 W杯
2Tevita Ikanivere (c), テビタ・イカニヴェレ 手ビンタ 如何に減れ
(c)24 16  183 113  2 2 2 2 2 2 W杯
3 Samuela Tawake, サミュエラ・タワケ、 寒江良 田分 27 6 183 120  18 3 3 3 W杯
4 Isoa Nasilasila, イソア・ナシラシラ 磯は 無白々 25 17 197 117  4 4 4 4 4 W杯
5 Temo Mayanavanua,テモ・マヤナヴァヌア 手も 真梁場縫有
26 19 197 120  5 5 5 5  W杯途中離脱
6 Ratu Meli Derenalagi, ラトゥ・メリ・デレナラギ、裸頭 出れ奈良木 25 7  192 10019 6 6 6
7 Kitione Salawa,キティオネ・サラワ 2 来てよね 沙羅環 3 3 23  192 99 7 8 20 7
8 Elia Canakaivata, エリア・カナカイヴァタ 襟は 邪魔(かなかい)旗 28 3  7 8
9 Frank Lomani, フランク・ロマーニ、腐乱苦 露馬煮28 33 119 86 9 9 9 9 9  19,23W杯
10 Caleb Muntz, カレブ・マンツ 彼武 万津 24 6 175 87  10 10 10
11Ilaia Droaseseイライア・ドロアセセ 以来屋 泥は瀬々24 10 185 99 5 14 23 W杯出場
12 Inia Tabuavou, イニア・タブアヴォウ 胃には 束棒21 2  185 110  Racing 92 12 22 12
13 Iosefo Balewairiki Masi, ヨセフォ・バレワイリキ・マシ 寄帆 暴割威力 増 29 4 180 88 13 13  パリ銀メダル
14 Vuate Karawalevu, ヴアテ・カラワレブ  場当 空割部 24 1 184 72 11 11
15 Isaiah Ravula; イザイア・ラブラ 膝嫌 裸ブラ 20 3 175 86  23 21 15

Reserves: 1
16 Mesulame Dolokoto,メスラメ・ドロコト 雌裸女 泥事  29 14  177 15  16 16 16 19年W出場
17 Haereiti Hetet, ハエレティ・ヘテット 映令茶 屁手取 27 8 182 117 17 17 17 17
18 Peni Ravai,ペニ・ラヴァイ 北に 裸這 34 51 185127 18 18 18 18 (レジェンド15,19,23W杯出場)
19 Ratu Leone Rotuisolia,ラトゥ・レオーネ・ロトゥイソリア  裸党 露対反嫌 26 3  194 123    19 19
20 Albert Tuisue,アルバート・ティスエ 在鳩 手据 31 27 188 114 7 7 8 20
21 Peni Matawalu, ペニ・マタワル 北に 股割 27 9 175 78  21 21 W杯出場
22 Apisalome Vota,アピサロメ・ヴォータ 亜飛差路目 棒田 27 1 182 105  12 22
23 Ponipate Loganismasi.ポニパテ・ロンガニマシ 歩に波手 論我荷増 26 ノンキャップ

(漢字にすると卑猥な感じしてしまいます)

 

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