2027W杯 予選フォーマット発表

8月13日にW杯2027の出場予選フォーマットが発表になった。0チームから24チームに拡大されることで、23年大会各プールの上位3チーム合計12チームを除く、そのほかの12チームが予選を経て参加できることになる。
アジア、環太平洋、欧州、南米、アフリカとという地域枠が設けられた形であり、結果アジアや欧州の枠が広がった形になった。

 

 

 

 

 

 

 

アジア枠1、環太平洋3、欧州4、南米1、アフリカ1 以上で10チーム決定。この時点で残り2枠となる。

残り2枠はの内1枠は環太平洋と南米のプレーオフで決定

残り1枠は全世界から4チームによる最終選考戦(FQT)で決定される。
この出場権はアジア2位とアフリカ2位の勝者、欧州の5位、南米の3位、環太平洋・南米プレーオフの敗者となる。

アジア枠ができたことで、アジアからの初出場チームへのチャンスがひろがった形であり、さらに南北アメリカ枠が2つに分断されたことで、北米チームの参加の門戸が緩んだ。

続いて各地域を見ていこう

1,アジア枠 1枠+α

アジア枠には日本は入ってい中で1位になれば出場権を得られ、もし2位になってもアフリカの2位とのプレーオフに勝てば最終決定トーナメントへの出場権がえられる。非常に枠が広がった。

アジア大会は2025年の5月に行われる。2024年大会では香港が圧倒的点差で優勝、2位は韓国に勝ったアラブ主要国連邦である。
こうなるど香港の初出場が既に濃厚である、かつては日本と雌雄をあらそった韓国や台湾の奮起を期待したい。

2,パシフィック 3枠+0.5+α

 

 

25年のパシフィックネーション大会で3チームが決定する。
北米チームには有利なフォーマットである。

今年決まったパシフィックネーション大会は、来年も日本、USA、カナダ、フィジー、サモア、トンガの6カ国で争われる。
この内、日本とフィジーは出場権を得ているので、その2チームを除く、3.4.5位になればその時点で出場できる。つまり各ブロックで最下位でなけらば出場できることになる。

フォーマットでは日本、USA、カナダとフィジー、サモア、トンガ2つのプロックにわけ、上位2チームによるプレーオフが行われる。ということは、たとえ日本やフィジーに負けたとしても、他に1勝を上げれば出場が決定するといいうことである。
しかもブロックの最下位になったとしてももう一方の最下位同士の5位決定戦で勝てば5位(日本、フィジーを除く3位)となり出場権を得られることになる。

その上、たとえそのゲームに負け最下位(6位)となったとしても、南米2位とのプレーオフには参加でき、そこで勝てば出場権がえられ、負けても、最終決定トーナメントへの参加権が得られる。
つまり、すべてのチームには最終決定トーナメントへ出場の道が残されれている。

2024年のプレーオフは9月に秩父の宮、花園で行われるが、2025年のプレーオフはアメリカ西海岸で行われる。
カナダ、USAにとっては非常に有利な日程である。

こうなるとカナダかUSAのどちらかは出場できる可能性が非常に高いといえる。

 

3,南米 1枠+0.5+α

 

南米選手権での1位は出場権が与えられ、2位になると、パシフィックネイションの6位(USAかカナダ)とのプレーオフに進出できる。そこで勝てば出場権があたえられ、負けても最終決定トーナメントへの出場が与えられる。3位になれば直接最終決定トーナメントへの出場となる。
毎年不フォーマットが代わっているので2025年の予定は未定。アルゼンチンAなども参加している。実力ではウルグアイ2位はチリ、3位はブラジルとなっている。

 

4,欧州 4枠+α

 

 

 

来年2月から3月に行われる欧州選手権で世界で一番早く決定する。
この欧州選手権の1位から4位までに出場権が与えられる。そして5位は来年秋に行われる最終決定トーナメントへの出場権が得られる。

例年欧州選手権は8チームが参加し、4チームづつの総当り戦が行われ、そこでの上位2チームがプレーオフに進む。ということは最初の総当たり戦で2位以内に入ればプレーオフの結果を待たずに出場がきまることになる。この組み合わせが重要になる。すでにこの組み合わせは8月13日に発表になった。次である。

 

 

 

 

 

対戦順も決まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルトガル、ルーマニアは2月の2週までにベルギー、ドイツに連勝すれば決定する。ジョージアスペインも2月2週までにスイス、オランダに連勝すれば出場が決定する。
残念ながらロシアは、この時点で欧州選手権への出場が認められず、出場ができない。

そして気になるのは5位6位決定戦となる。5位になれば
これは各グループの3位と4位がセミファイナルを行い勝者が5位(即ち、最終決定トーナメントの出場権)となる。

しかし、過去の例では、スペインやルーマニアが不正を行って結局ロシアが繰り上げ出場となった例があるように、順位をあげておくなっておくことは重要になる。

5,アフリカ枠 1枠+α

来年7月に行われるアフリカ選手権の1位に出場権が与えられる。2位はアジアの2位とアジア・アフリカプレーオフを行って、そこに勝てば最終決定トーナメントへの出場権利がもらえる。
今年のアフリカ選手権の優勝はジンバブエで、ナミビアは準決勝でそのジンバブエに負けて結局3位となった。
連続出場をしているナミビアには試練となる。

6,最終決定戦 最後の1枠

上記のプロセスは2025年夏までに終了し、9月から10月までに4チームによる、最終決定トーナメントが行われる。
2023年大会の最終予選では、チリがアメリカを破って最後の一枠を勝ち取った。

そして、すべてが出揃った、2025年の12月に対戦相手が決まる抽選会が開かれる。
上位12チームはその時点での世界ランクで、優先権があたえられ、上位6チームと7位から12位は均等に分配される。世界ランク13位以下であると、上位2チームと同じ組に入るという可能性が高くなる

ちなみに8月16日時点の世界ランクは
1、南ア、2,アイルランド、3,ニュージーランド、4位フランス、5位、イングランド、6位アルゼンチン

7位スコットランド8位イタリア、9位オーストラリア、10位フィジー、11位ウェールズ、12位ジョージア で
日本は13位のサモアについで14位である。

このままだと、南アとオーストラリアと同組とか、オールブラクスとウェールズと同じ組といったことも十分考えられる。

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