第一週の結果のレポートです。
サモア―イタリア 33−25
いきなり最大のトピックである。6ネイションで好調だったイタリアが格下のサモアに力負けした。ネイピアの試合はイタリアにとっては環境的に厳しかったかもしれない。イタリアは次のトンガ戦を経て来日する。
ジョージア―フィジー 12−21
今週末仙台でジャパンと対戦するジョージアはまたもやフィジーに負けた。2019年の雨の花園、2023年のボルドーの肉弾戦でもフィジーにとどかない。
これで、ランキングはサモア抜かれて14位に後退。
USAールーマニア 20−22
9月7日にジャパンと熊谷で戦うUSAは、ホームでW杯常連のルーマニアといい勝負をした。ルーマニアは3月には欧州選手権決勝でジョージアに敗戦している。これら3カ国はいずれも2027年W杯には予選を勝ち抜けなければならない。
NZーイングランド 16−15
モウンガの居ない、ロバートソン新監督、スコットバレット主将の新生オールブラックスはイングランドを苦戦しならも退けた。第二戦はオークランドのイーデンパークで行われる。日本では絶好調だったマーカススミスは不調だった。
オーストラリアーウェールズ 25−16
共に調子のでない、6ネイションの木の匙ウェールズとオーストラリアは、オーストラリアがホームの利もあり、ウェールズを破り、W杯での雪辱を果たした。ウェールズはその前の週にはトゥイッケナムで南アに負け、2連敗となった。これでランキング制度ができてから初めてトップ10外の11位に沈むことになった。次週にオーストラリアに負けると12位の日本に抜かれてしもうことにもなりかねない。
南アーアイルランド 27−20
ランキング1位と2位の戦い。アタックディフェンスとも共に質の高い試合だった。南アはほぼワールドカップ優勝メンバー(ということはリーグワンのオールスターメンバー)をすべて集めて先発させ、アイルランドを破りフランスでのプール戦の雪辱を果たした。
来週も同じカードが組まれている。
アルゼンチンーフランス 13−28
フランスは、若手中心のメンバーを揃えてアルゼンチンに遠征しており、新監督のコンテポ―ミのアルゼンチンに快勝した。フランスはこの試合でなんど7名が初めてキャップを得ることになった。フランスは10日にウルグアイ戦があり、そのあとまたすぐにアルゼンチン戦と過密なスケジュールである。
カナダースコットランド 12−73
スコットランドも若手中心のメンバー構成であり、なんと10名が新たにキャップを獲得した。
スコットランドはこのあともUSA,チリ、ウルグアイと南北アメリカ大陸を縦断する過酷なツアーである。
スコットランドの本体のU20のメンバーは現在エジンバラでU20トロフィーの大会にでており、日本と同じ組で共に香港サモアに圧倒して負けなしで、13日の早朝に対戦する。スコットランドの若手の育成、成長は脅威である。