エディージャパン 始動!!(FW篇)

昨日5月30日会見があり、6月22日のイングランド戦に挑むエディジャパン宮崎合宿35名および練習生3名の発表がありました。

これまで2月のミニ合宿、29日までの菅平合宿などを通じて、プレ的な活動がありましたが、代表として正式な発表はこの日が最初で、これからイングランド戦を皮切りに27年のワールドカップにむけての歩みが始まります。

発表されたのはFW21名、BK14名の35名と大学生の練習生が3名です。

全体では23年のWカップの反省から、若返りとバランスを考えたものになっています。

ポジション毎に観ていきます

1、PR 6名

岡部 崇人 横浜キヤノンイーグルス 関西学院大学 180 105 1995/2/19
Takato OKABE YOKOHAMA CANON EAGLES Kansai Gakuin Univ.
竹内 柊平 浦安D-Rocks 九州共立大学 183 115 1997/12/9 3
Shuhei TAKEUCHI URAYASU D-Rocks Kyushu Kyoritsu Univ.
為房 慶次朗 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 明治大学 180 108 2001/9/3
Keijiro TAMEFUSA Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY Meiji Univ.
三浦 昌悟 トヨタヴェルブリッツ 東海大学 180 115 1995/6/8 9
Shogo MIURA TOYOTA VERBLITZ Tokai Univ.
茂原 隆由 静岡ブルーレヴズ 中央大学 187 116 2000/3/17
Takayoshi MOHARA SHIZUOKA BlueRevs Chuo Univ.
森山 飛翔 帝京大学 京都成章高校 180 109 2004/4/7
Tsubasa MORIYAMA Teikyo Univ. Kyoto Seisho HS.

プロップは23年W杯組から完全に若手に切り替わりました。
稲垣は怪我、ヴァルやミラーは辞退とのことです。具君や垣永のタイプは敬遠されたようです。
選考基準としては、スクラムというより、ボールキャリアやフィールドプレー重視がありありです。また、実績というよりも将来の伸びしろで選んでいる印象もありありです。
それにしても6人中ノンキャップが4人です。まだ学生の帝京の森山(高校時代はナンバー8)や、明治からスピアーズに入って1年目の為房が選ばれています。
私は為房には前から期待しています。私の押しのもう一人は同じくクボタのオペティヘルなのですが、呼ばれませんでした。

HO 3人

坂手 淳史 埼玉パナソニックワイルドナイツ 帝京大学 180 104 1993/6/21 41
Atsushi SAKATE SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS Teikyo Univ.
佐藤 健次 早稲田大学 桐蔭学園高校 177 108 2003/1/4
Kenji SATO Waseda Univ. Toin Gakuen HS.
原田 衛 東芝ブレイブルーパス東京 慶應義塾大学 175 101 1999/4/15
Mamoru HARADA TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO Keio Univ.

堀江が引退したHO陣は、坂手に加えて、若手から早稲田の佐藤くんと、原田が選ばれました。
サンゴリアスを引っ張った堀越は見送られました。これも将来を見計らってのことと思います。
エディさんは佐藤くんにゾッコンで、「若い頃堀江を観ているようだ」と絶賛です。桐蔭の主将のときはナンバー8で、フッカーは早稲田に来てからチャレンジしていて、スローイングやスクラムワークなどまだ勉強中であると言えます。会見ではエディさんは選考基準として「ハングリー精神」を強調しています。佐藤くんにはチャレンジ精神と吸収力があります。
若手では佐藤くんのライバルの江良君(帝京→スピアーズ)も有力かと思われますが、今回はバックアップにも名前がありません。

そしてスクラムコーチに、なんと元オールブラックス現クルセイダーズの108キャップのオーエンフランクスが就任しました。オーエンフランクスは生涯のテストッチでのノートライの連続記録を持っているほどの縁の下の力持ち的存在でした。フィールドプレーには長けているが経験の少ない若手陣の短期間のスクラムスキル強化のための策と見受けられます。

ロック陣+三列目 合計12名

不動と思われたコーネルセンは家族の事情ということで今回名前がありません。
ロックでは、23年の選出Wカップで実績のあるディアンズ、ファカタバ、はもうすでに風格さえ感じられます。ワクァも期待です。
ジャパンの長年の課題だったラインアウトは逆に強みにもなっています。その上、今回、世界の憧れのリアルロックであるビクターマットフィールド(南ア127C)のコーチ就任にはびっくりです。
練習生で本橋(兄)も呼ばれています。

今回は間に合いませんが、27年のWカップとすれば、ハリーホッキングスが来年には出場資格を得るはずです。

3列目はラピースやコーネルセン、姫野がいなくても、ガンター、下川、福井翔大とタレント揃いで充実です。タタフもフランスから戻ってきます。絶好調のリーチもいます。どのように使い分けるのでしょう。その上、慶応出の山本と環太平洋大卒のコストリーが初キャップを狙います。

下川 甲嗣 東京サントリーサンゴリアス 早稲田大学 188 105 1999/1/17 5
Kanji SHIMOKAWA TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH Waseda Univ.
ワーナー・ディアンズ 東芝ブレイブルーパス東京 流通経済大学付属柏高校 201 117 2002/4/11 11
Warner DEARNS TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO Ryutsu Keizai Univ. KASHIWA HS.
リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス東京 東海大学 189 113 1988/10/7 84
Michael LEITCH TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO Tokai Univ.
サナイラ・ワクァ 花園近鉄ライナーズ ヘイスティングスボーイズ高校[NZ] 202 120 1995/7/17 2
Sanaila WAQA HANAZONO KINTETSU LINERS Hastings Boys’ High School
ベン・ガンター 埼玉パナソニックワイルドナイツ ブリスベンボーイズカレッジ[AUS] 195 120 1997/10/24 8
Ben GUNTER SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS Brisbane Boys’ College
サウマキ アマナキ コベルコ神戸スティーラーズ トゥポウカレッジ 189 107 1997/3/8 3
Amanaki SAUMAKI KOBELCO KOBE STEELERS Tupou College
アマト・ファカタヴァ リコーブラックラムズ東京 大東文化大学 195 118 1994/12/7 7
Amato FAKATAVA RICOH BlackRams Tokyo Daito Bunka Univ.
福井 翔大 埼玉パナソニックワイルドナイツ 東福岡高校 186 101 1999/9/28 3
Shota FUKUI SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS Higashi Fukuoka HS.
山本 凱 東京サントリーサンゴリアス 慶應義塾大学 177 100 2000/3/17
Kai YAMAMOTO TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH Keio Univ.
ティエナン・コストリー コベルコ神戸スティーラーズ IPU環太平洋大学 192 102 2000/6/14
Tiennan COSTLEY KOBELCO KOBE STEELERS International Pacific Univ.
テビタ・タタフ ユニオン・ボルドー・ベグル [FRA] 東海大学 183 124 1996/1/2 16
Tevita TATAFU Union Bordeaux Bègles Tokai Univ.
ファウルア・マキシ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 天理大学 187 112 1997/1/20 5
Faulua MAKISI Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY Tenri Univ.

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