B組
南アフリカ アイルランド、スコットランド、トンガ、ルーマニア
9月9日 アイルランドールーマニア(ボルドー)
9月10日 南アフリカ スコットランド(マルセイユ)
9月16日 アイルランド トンガ(ナント)
9月17日 南アフリカ ルーマニア(ボルドー)
9月23日 南アフリカ アイルランド(サンドニ)
9月24日 スコットランド トンガ(ニース)
9月30日 スコットランド ルーマニア(リール)
10月1日 南アフリカ トンガ(マルセイユ)
10月7日 アイルランド スコットランド(サンドニ)
10月8日 トンガ ルーマニア(リール)
1,南アフリカ有利は揺るがない
上位3チームの争いだが、南アフリカの安定感と層の厚さは間違いがない
このままの状態なら南アフリカは10日のスコットランド戦、17日のルーマニア戦、9月23日のアイルランド戦と3連勝し、一番でプール戦抜けを決定してしまうだろう。メンバーもほとんどが日本でプレーしているかその経験があり、まさに第二の日本代表だ。日本のラグビーファンはどうしても応援したくなる。
2,スコットランドとアイルランドの消耗戦(底をつくのはビールか選手層か)
スコットランド、アイルランドにとっては最終の10月7日のサンドニの一戦が、運命の分かれ道になる。これは19年の横浜での再戦となる。
アイルランドにとってはその前の23日の南ア戦も会場がサンドニである。両日とも勝っても破れてパリの街は緑のアイルランド人で占拠され、パブのビールは底をつくまで飲み干されるであろうことは簡単に予想できる。しかし、今回の勝利の分かれ道はビールが底をつくかどうかでなく、長丁場で選手が底をつくかどうかにある。アイルランドは大黒柱のレジェンド、セクストンが怪我なくメンバー表に残っているであろうか、スコットランドは既にレジェンドスチュワートホグが引退している。両チームの問題は人材難である。かわりに出るメンバーのパフォーマンスに注目したい。
1位抜けはおそらくオールブラックス、2位抜けはおそらくフランスが相手になると思われる。アイルランドが残れば、そのあとの会場はすべてサンドニ。パリのPUB各店はもう一度ビールを大量に仕入れておかなければならないだろう。
3,その他気になる点がいくつかある
ルーマニアの国歌が気になる。これは絶対に聞き逃してならない。マイナー調で涙腺がゆる哀愁のこもったメロディーラインがかっこいい。
今回のルーマニアのジャージはいただけない。黄色が基調なのはいいが、腰の切り替えが腹巻きのようで「バカボンのパパ」に見えてしまう。同じく黒のパンツと一体になってそれもステテコのように見えてしまう。国歌が感傷的なのにジャージが喜劇的なのは釣り合わない。しかしかなり個性的なので一度見ると忘れない。これも重要なことかもしれない。
トンガの補強人材のパフォーマンスがとてもになる。元ワラビーズ、元オールブラックスの宝庫であり、日本でも馴染みの顔が多い。