ラグビー再開(10月4日)

コロナ禍の治らない中、しばらくこのサイトもラグビーの話題から遠ざかっておりまして、こうしてラグビーの話題に触れられるのは喜びです。やっと日本にもラグビーが戻ってきました。

大学ラグビーの開幕です。

無観客ゲームや、有料でも指定席で観客の間隔をとるなど、コロナ対策をしての開催です。秩父宮では5000枚の指定券を販売し、三千五百人の入場があったそうです。これまでの異常なほどの密状態の観戦ではなく、これが「新しい日常」となるのも良いかと感じました。

私は熊谷で、専修ー大東戦での救護係を担当しました。
救護班は、防護服、手袋にマスクフェイスガードをつけるという完全防備のいでたちです。しかしも一回の措置毎に使用した防護用具を廃棄して新しいものを装着するとう計画です。幸いにもけが人は出ませんでしたが、ここにも開催側としての危機管理の周到さを感じます。それでもゲームが行われる喜びを感じました。熊谷B グランドの電光掲示板は3月に新設したのに半年使われず、なんとこの日初めての使用です。

同様に主役となる両チームともラグビーをやれるという喜びが伝わってきました。この時を待っていたのだと思われます。

しかし、気合や気持ちは充実しているのですが、今季各チームは十分な練習ができていない様です。連携や集中する時間帯の理解など、チームがまだ未完成である様に感じました。ピンチの共有やチャンスの共有がチームでできていません。これは熊谷とビデオで秩父宮の計3ゲームを見ただけの感想ですので、私の取り越し苦労かもしれません。

大東大は、新人の留学生を投入するのですが、チャンスを作りながらもミスでそのチャンスを潰してしまします。大外のディフェンスやモールディフェンスなど組織的なディフェンスもまだできていません。

筑波に敗れた慶應も、チャンスの共有や自分の強みの活かし方、タイムマネージメントがまだチームに統一されていない様です

早稲田もやりたいことはわかるのですが、その実現まではチームスキルが追いついていない印象です。

しかしながら、それもまたラグビーです。当然ながらラグビーそのものにも様々な社会の状況が反映してきます。考えてみれば昨年はW杯の日程で大学ラグビーの開幕戦は8月に菅平でした。開幕では同様のことがあった様に記憶しています。今年は10月になってからの短期間の総当たりですのでまた様相は異なります。急ぎすぎることで大きな怪我や、その他問題が発生しなければと危惧もあります。

こうやって関東大学ラグビーはなんとか開幕にこぎつけましたが、その一方、関西大学リーグは開催することができませんでした。また、子供達のミニラグビーの交流大会やタグラグビー の全国大会などは軒並み中止になりました。

そんな中、聖地秩父宮が全面改装になるという突然の報道がありました。これまでも様々な案が出ては消えていましたが、今回は2026年にドーム型の室内ラグビー場になるということです。コロナはまた必ずやってきます。「新しい日常」に移行する中、大金をかけての「屋内施設」はいかがなものかとも思います。

 

ここで最後に一句

「観戦で完全感染如何せん」

お粗末様でした。

 

 

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