9、ロシア、サモア戦 24日 結果

プールマッチナンバー9 A
キックオフ日時 9月24日(水)19 ;15
会場 熊谷 天候 晴れ
レフリー ローマンポアト

1、メンバー発表時の予測、見どころなど

 

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ロシアは、ジャパン戦から中3日ですが、先発、控え全員が、開幕戦とおなじメンバーです。開幕戦は負けはしましたが、1試合終えていること、しかも大舞台を終えているという余裕はあります。

初戦のサモアは、キャプテンのジャックラムが怪我で不在で。しかし、3番、アラアラトア10番トゥシピシ、11番フィドウ、15番ナナイウイリアムスと、スター選手が戻ってきました。ハーフはウォームアップマッチでは毎回猫の目のように先発が替わりましたが、オーストラリ戦で期待のマロウアが怪我で絶望、今回はその試合に途中出場し2トライ活躍したポラタヴァオが先発。そのタのバックスは、ワラビーズに善戦した時のメンバーそのままです。サモアパワーが炸裂しそうな予感です。サモアがプールAで旋風を起こすか否かが占えるゲームになると思います。

特に対するロシアを鏡にして、ジャパンとの力関係がわかります。

2、観戦方法、場所

B席 メイン北端

3、ゲーム結果

得点 9ー34
T  G  2PG 1 DG     6T 2 G  PG  DG
勝ち点 0  5
勝ち点トータル

4、特筆事項 感想

危険なほど激しく、しかもラグビー愛に溢れたゲーム。

このゲームが熊谷での最初のW杯
このゲームから食べ物の持ち込みがOKになる配慮。市内のファンゾーンもレベルアップし、バスも順調。昼に雷雨のあった天候もすっかり雨も上がる。ビールの購入も順調です。公園内には1時間前から、チンドン屋やストリートジャズG(両方とも非公認と思われますが)が盛り上げます。スタジアムには招待された中学生が大挙詰めかけ、仮設スタンドの上の方も全て満席です。

菅家者の改善への知恵や努力やボランティアの尽力に感謝します。

その中で期待を裏切るロシアの頑張りが光ります。中3日とは思えないようなフィジカルが炸裂します。サモアは縦だけでなく、常にワイドに攻撃して前進を図ります。さらに91年W杯に先祖返りしたかのような激しいタックルを放ちます。このタックルにスタジアム全体は沸きに沸きます。しかし、このタックルは激しすぎ自爆で痛めてしめう上に、ノーバインドと判定され2人にイエローが出されてしまいます。13人のサモアは前半を耐えきり5−6で折り返し。13人のサモアに対し、ロシアは急に外に回すようなよそ行きのラグビーをしてしまいその間のノートライ。

後半はサモアのバックスが縦横無尽に駆けロシアの穴(ジャパン戦と同じく大外とFWBKのつなぎの部分)抜けトライを量産。
ゴール前からも強引なトライも見せます。この時にロシアにハイタックルがあって、今度はロシアにもシンビン。トライをとったアモサはその時に足を痛め、ギブス姿となってしまい、このまま帰国することになりそうな状態。

それ以外でも双方にけが人は続出します。これだけ激しいラグビーですが、取っ組み合いになりそうな時もありました。しかし「笑いながら怒っている」という竹中直人ばりの現象で全く問題にはなりませんでした。それは会場全体がラグビー愛に包まれているからで、ナイスプレーの連続やピンチやチャンスの際の会場のすごい盛り上がりが選手の気持ちを乗せて、全員が気持ちよくプレーをしているからこそのことだったと思います。
観客サポーターも、双方の激しい素晴らしいプレーに大満足で堪能できたと思います。こんがゲームを見た多くの中学生は人生の糧になるすばらしい時間だったと思います。

気になるのは、双方のけが人ですが、結局ノートライだったロシアと、トゥシピシのキックの精度の悪さも心配です。

開幕戦でも話題になったロシアのソユーズ軍団の応援団はこの日も出現、一緒に写真を撮ってもらいました。

 

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