最後の椅子を目指す戦い
2019年のワールドカップには20チームが参加することになっていますが、最後の1つの椅子がまだ決まっていません。
最後の椅子は今年の11月フランスマルセーユで行われる4チームによる総当たり戦で決定します。
今まだ出場の可能性を残しているのは、カナダ、ケニア、ドイツ、香港です。
世界最終敗者復活予選の日程は下記です。
敗者復活最終予選試合日程
11月11日 カナダーケニア 香港ードイツ 11月17日 香港ーケニア カナダードイツ 11月23日 ケニアードイツ 香港ーカナダ 場所はマルセーユ
ここでの勝者がニュージーランド、南アフリカと同じB組に入ります。
経験の多いカナダが一歩、抜けている様に思われますが、香港も強化を図り、実力をつけてきています。ケニアはセブンスで見せる身体能力の高さを発揮すれば、他を引き離す可能性もあります。
ここまでの足のり
カナダはこれまでのW杯では常連です。W杯ではベスト8に残ったこともあります。今回は2015年のジョージアの活躍で、南北アメリカの出場枠が2に減ってしまい、また当時調子を落としていたこともあり、米国、ウルグアイが出場、カナダが敗者復活最終戦に周りました。
欧州ではジョージアが前回大会予選プール3位を獲得し、予選を免除。そのため、欧州大会でジョージアを抜いたトップが欧州1位として出場権を獲得し、枠が0.5増えて、3位のチームがオセアニアとの大陸間プレーオフに回るはずでした。大会が終わり、ルーマニアが1位で日本と同じA組、スペインがサモアとのプレーオフになるはずでした。
ところがルーマニアもスペインも予選の途中で不正がみつかり、失格になってしまいました。
スペイン対ベルギーの試合で、スペインが負ければルーマニアの出場が決まる試合のこと、結果ベルギーが勝利します。こうしてルーマニアの出場が一度は決まったのですが、この試合の審判団がルーマニアでそのレフリングに不正があるとと再調査。再調査していくと、スペイン、ルーマニア、ベルギーに選手出場資格の不正が見つかり、資格剥奪。
その結果、ロシアが出場権を得ました。日本と同じA組になります。
またその結果、次点のドイツが大陸間プレーオプに回ることになりました。大陸間プレーオフでは、サモアと争いましたが、勝利できず、最終敗者復活戦に出場することになったのです。そしてサモアが日本と同じA組に入りました。
ドイツは初のワールドカップ出場を目指します。
ケニアはアフリカ選手権でナミビアに敗れ2位となりここにコマを進めることになりました。突破すればやはり初出場。今度は本戦でナミビアと戦えます
香港はジャパンがいないアジアでトップとなり、オセアニアとのプレーオフでクック諸島を破り、初のワールドカップ出場を目指します。
2015年のW杯でジョージア、ジャパンが活躍したため、出場枠に変動があり、カナダやサモア、ルーマニアなど常連組が苦戦。ドイツや香港やケニアにチャンスが巡ってきています。
2019W杯での日程
この敗者復活の勝者はB組として次の予定でプール戦を行います。
9月26日 イタリア 福岡
10月2日 NZ 大分
10月8日 南アフリカ 神戸
10月13日 ナミビア 釜石 12:15
大分や釜石では、どこが試合をしてくれるのか早く待ってほしいところでしょう
オールブラックスや南アが強いのはわかるけど、普段見られないチーム同士の真剣勝負こそW杯たる良いところです。どこが出るにしても10月13日の釜石でのナミビア戦は注目です。ただ同日夜横浜でのスコットランドージャパン戦(KO19:45)があり、2つの掛け持ち観戦は非常に難しいのです、移動手段はヘリコプターしかないかもです。