サッカーは縦縞、ラグビーは横縞(アルゼンチン)
サッカーファンでは御馴染みの縦縞ジャージは、アルゼンチン代表でしょう。
一方、アルゼンチンのラグビー代表チーム、ロスイプーマスのジャージはといえば、そう横縞です。
写真で比べれば一目瞭然
縞模様である理由
これはみなさんすぐお判りとおもいますが、縦縞はスマートにみえ、横縞はガッシリに見えるからです。
サッカーは素早く動くイメージを相手に与え、ラグビーの横縞はフィジカル的強さを相手に与えます、
目の錯覚を利用し心理的に有利に立とうというこのです。
でも、なぜ縞模様でなければならなかったかというと、フットボール先進国が先にいろいろな色をつかってしまったので
フットボール後進国は使う色がなくなってしかたなくだんがらにせざるを得なったというものです。
サッカーとラグビー各国のジャージの色
ココで各国色のジャージの色をまとめましょう
国の名前続きラグビーの色、サッカーの色です
イングランド 白 白
スコットランド 青 青
ウェールズ 赤 赤
アイルランド 緑 緑
フランス 青 青
イタリア 青 青
ニュージーランド 黒 黒
オーストラリア ゴールド ゴールド(黄色ではありません)
フィジー 白 ?
トンガ 赤 ?
サモア 青 ?
ドイツ 白 白
スペイン 赤 赤
クロアチア ? 市松模様(赤白)
ブラジル 黄色 黄色
段柄
アルゼンチン みずいろ/白 水色/白
日本 赤/白 サムライブルー
日本だけ特別なジャージ事情
こう見ると実際はあんまり段柄はないですね。縞が多いなんて単なる思い込みです。強いクラブチムのバルセロナ、ACミランが縦縞でしかもアルゼンチンも縦縞だからその印象が強く残っているだけかもです。
でもセルテックは緑の段柄です。
ラグビーが段柄だというのも、日本だけ、慶應、早稲田、明治、法政、同志社、東大などの伝統のジャージが全て横縞だったイメージが先行しているだけなのかもしれません。
もうひとつ言える事として
日本だけがサッカーとラグビーのジャージの色が違っている稀有な国であることがわかります。他の国はほとんど同じ色、デザインです。
大体は国旗の色や国を象徴する色が使われますが、日本のサッカーのジャージだけは、なぜ青になったのか、世界的にも非常に稀なケースとなります。
実は1988年から3年だけ赤になったケースがありますが、以降サムライブルーに統一されtています
ジャージの色だけでなく、エンブレムも桜と八咫烏と桜と全く違っています。こんな国は他にはありません。桜はなんとかわかりますが、八咫烏はその理由を聞けば聞くほど良くわかりません。これについてはまた調べて観たいと思います。宿題とさせてください。
段柄 ノットイコール ボーダー
ところで横縞(だんがら)のことをよくボーダー柄といいますが、
ボーダーとは国境の事です
ファッション的には 1本の線が入っていればボーダー柄となります。
よく袖口やソックス1本線が入ったデザインがありますがあれもボーダー柄です。
「だんがら」は間違いなく、横縞のことですから、どこかで混同が起こったかもしれません。
様変わりするラグビーのジャージ
ジャージにはサッカーもラグビーも特別な思い入れがあって憧れも元でもあり、伝統もあってなかなか変えられないものです。
でも昔こんなことがありました、
神戸製鋼の大八木選手が縦縞のジャージをデザインして採用しようとしたところ
「ラグビー協会」の幹部から大目玉を受け、採用を断念したいう事件です。
当時のラグビーといえばアマチュア時代、特に日本はアマチュアリズムに非常に厳しく協会は目を光らせていました
プリンスと言われた平尾誠二選手がファッション誌に出ただけで、処分されるという状況でした。
縦縞のジャージはNGだった理由は単に「ラグビーにふさわしくない」というあいまいなものだったと思います。
今や時代が変わり、デザイン性に優れtかっこいいジャージに毎年進化しています。
TOP14パリのスタッドフランセのジャージは世界一ド派手です。時代の流れを感じます