サッカー通のためのラグビー知ったかぶり講座
ラグビーにクロスキックやセンタリングはないのか
サイドからのゴール前へのクロスキック、それをヘッドやボレーで直接シュート。サッカーの醍醐味です。そうなんどもチャンスがありませんが、ゴールが決まった瞬間の興奮は最絶頂になります。クロスキックのことをセンタリングとも言います。
ただし、そこにはディフェンダーも多くいるので、頭やボレーで合わせてゴールするのは難しいものです。
ラグビーでも最近キックパスでのトライの場面が多くなってきました。ただし、グランドの中央からコーナーめがけてのクロスキックです。サッカーのセンタリングとは真逆です。コーナー向けだからコーナリングとでも言いましょうか?(それでは陸上やアイススケートみたいで変?)
サッカーではゴールは真ん中にありますが、ラグビーのトライのゴールラインは横70mのどこでも同じ得点です。ですからディフェンダーの少ないサイドを狙って、足の速いウィングを走らせ、そこにキックでボールを運べば、トライになる確率は高くなります。それでも、キックすることはボールを手放すことなので、もしも取り損ねて、相手に取られてしまうと一気に切り替えされてしまいます。そこで大抵は、アドバンテージ(軽い反則なのでレフリーが流している状態)でプレーオンの時に一か八かのプレーとして選択されます。アドバンテージががある場合は失敗しても、マイボールでの再開となるからです。
ゴールポスト真ん中へのキックパスとダイビングトライ、こんな夢のような美しいトライがあります。相手はオールブラックス、成し遂げたのはなんと日本人です。世界選抜チームに選ればれた吉田義人選手です。キックしたのはイングランド代表のセンターガスコット選手。
https://youtu.be/QayM2nN7h8Q
ニュージーランドでも子供たちが誰でも憧れた有名なトライです。