コロナ猛威 オリンピック1年の延期決定の影響

オリンピック開催が1年後に延期になりました。
関係者の方の落胆や苦労は如何ばかりかと察します。
しかし、中止の決定でなくてよかったと思います。

日本では、自粛慣れが出始めていますが、海外ではそれどころではありません。非常に深刻な状況になりつつあります。中止の決定がなされてもおかしくない状況にありました。

1年延期ということでラグビー関係としても、課題は山積みです。

1、世界ラグビー界のスケジュールの調整は

今後の世界ラグビー界のスケジュールはこうなっています

男子15人制ワールドカップ 2023年 フランス大会

男女セブンスワールドカップ 2022年 ケープタウン

この2つの大きな大会はスケジュールの問題はなさそうです。ただし、2022年セブンスW杯の予選の日程は影響されます

問題は、女子の15人制ワールドカップです。女子15人世ワールドカップが2021年7月から8月でニュージーランドで開催されることになっています。全くオリンピックとぶつかるので、この日程は見直されることになるでしょう。特に女子は15人世とセブンスを掛け持ちする選手が多いです。

もう一つ2021年にイベントがあります。2021年は、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズが南半球へ遠征する年です。2021年は、南アフリカのツアーの年になります。例年ですと6月から7月ですので、そのまま実行できるはずです。

 

2、オリンピック出場国はどうなるのか

2020年として男子は1枠を除いて決定済み、女子は2枠をのぞいて決定済みです。最後の枠を争う大会の開催もできない状況になっています。どう決定されるかは注目です。すんなり行くのは、決定済みの国はそのまま出場を認め、これからの予選は、日を改めて実施して決めるという方法ではないかと思われます。

 

3、出場選手はどうするのか

出場選手は各国が来年の時点でセレクションし直すということになるでしょう。
各国で今年の夏を目指していた選手は、現在ではまだ充分な練習もできていないと思います。体調よりもモチベーションの持続が難しいと思います。欧州や米国では感染拡大が加速し、それどころではないかと思います。

セブンスのワールドシリーズの開催も中止になっており、国際大会は全くなく、練習ももちろんですが、試合経験をする場もどうなるか見通しが立ちません。

W杯で活躍した福岡堅樹選手は2020年のオリンピックでのセブンス挑戦を最後の花道にして、医学の道へ行くことを表明しています。しかし、まだ最終メンバーには選ばれてはいません。今回の延期決定を受けて、あと1年頑張るのかどうかその決断が注目されます。

福岡選手のTWITTERでは「何がどう転ぶか分からないこんな状況の時にこそ、実家から送られてくるこの癒しの存在には助けられます。自分にコントロールできないことは考えても仕方ない。今の自分にできる最高の準備を続けよう!」

とありました。あと1年頑張るつもりなのでは、と思われます。

4、ラグビー人気はどうなるのか

2019W杯で日本でのラグビーブームが起こり、トップリーグも連日満員で非常によい滑り出しだったのが、トップリーグもスーパーラグビーも中止になってしまっています。
夏にオリンピックがあれば、なんとかその流れで人気があるうちに次に繋げられたと思いますが、現在0になっている状態であり、これから再度盛り上げることが必要になります。

ここは2019年W杯ジャパンの戦士達にもう少しまた頑張ってもらって、TVのバラエティーへの出演をしてもらいたいと思います。

子供達のラグビースクールへの入部も多くなりましたが、ほとんどスクールが活動停止状態です。学校も再開することで、4月からスクールの活動が再開できることを願いたいと思います。

しかし、状況は刻々変わります。

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